すでに「懐かしさ」というよりも「本当に実在したのか？」というイメージの世界まで遠くに行ってしまった、南栄駅は、３０年経ってもまだそこにあった。私は父の転勤のため、幼稚園の年中生から小学校３年生の２学期までの５年間、豊橋に住んでいた。その後、転勤のため、生まれ故郷の埼玉に戻った。すでに駅の隣にあったダンキンドーナツは存在していなかった。病院の帰りに買ってきて家で食べるのを楽しみにしていたのだが。
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