レスラーノート

カート・アングル

KURT ANGLE

1968年12月9日
ペンシルバニア州ピッツバーグ出身
178cm 100kg

タイトル歴
WWF世界ヘビー
TNA世界ヘビー
TNA世界タッグ
Xディビジョン
得意技
アンクル・ロック
アングル・スラム(オリンピック・スラム)

96年のアトランタオリンピックでアマチュアレスリング・フリースタイルの100キロ級に出場し、金メダルを獲得。オリンピック出場後、首の負傷のために現役を引退。10月にECWに招かれる。レイヴェンサンドマンの試合で頭に有刺鉄線を巻き十字架にはりつけにされたサンドマンを見て、あまりの悪趣味ぶりに嫌気がさして途中退席。ECWでのデビューは白紙となった。その後はスポーツキャスターとして活躍。98年にWWFに入団。トレーニングキャンプでドリー・ファンク・ジュニアに指導を受ける。メンフィスのパワー・プロレスリングでデビュー。 99年11月にWWFデビュー。

2000

00年1月29日にタズに敗れるまで連勝を続けた。金メダル獲得を鼻にかけた嫌味なキャラ、自称「オリンピック・ヒーロー」として活躍。入場曲にあわせて観客が「You Suck!(ユー サック!)」と叫ぶのが恒例となった。ヒールとして活躍したが、試合になると高レベルなレスリングを展開。10月にザ・ロックを破りWWF世界ヘビー級王座を獲得。

2001

01年6月11日に、クリス・ベンワーと金網マッチで対戦。金網最上段からのムーンサルトプレスを放ち、ベンワーにかわされたが、危険技として伝説となった。8月19日、PPV「サマースラム」でスティーブ・オースチンのWWF世界ヘビー級王座に挑戦。22分34秒、レフリー暴行により反則勝ち。規定により王座奪取に失敗した。9月23日、PPV「アンフォーギブン」でスティーブ・オースチンのWWF王座に挑戦。23分13秒、アンクルロックで勝利。WWF世界ヘビー級王座を獲得した。

2002

02年2月17日、PPV「ノー・ウェイ・アウト」でHHHを相手に統一世界王座挑戦者決定戦。14分40秒、アングルスラムで勝利。3月17日、PPV「レッスルマニア」でケインと対戦。10分47秒、チョークスラムに来たところで足をロープにかけてエビ固めで丸めこんでフォール勝ち。3月の2部制スタートからWWEのスマックダウンに所属。エッジと抗争し、5月に髪切りマッチに破れ、以後スキンヘッドになる。8月25日、PPV「サマースラム」でレイ・ミステリオ・ジュニアと対戦。9分16秒、アンクルロックで勝利。12月26日、シェルトン・ベンジャミンチャーリー・ハースと共にチーム・アングルを結成。

2003

03年3月30日、PPV「レッスルマニア」のメインでブロック・レスナーを相手に防衛戦。21分8秒、F5に敗れて王座転落。6月12日、ハースとベンジャミンを追放し、チーム・アングルを解散。7月17日、横浜アリーナでのRAWの日本公演に来日し、メインで王者ブロック・レスナービッグショーを相手に王座戦。6分47秒、レスナーのF5にアングルがフォール負け。18日の大会ではTAJIRIと組んでシナエディ・ゲレロ組と対戦し、16分2秒、TAJIRIのバズソーキックでゲレロに勝利。

2004

04年3月14日、レッスルマニア20でエディ・ゲレロのWWE王座に挑戦。アンクルロックをシューズを脱いで脱出されて、21分34秒、インサイド・クレイドルにフォール負け。この試合後、首と脚のケガのために長期欠場。欠場中もスマックダウンのGMに「就任」し、車椅子でヒールとして活躍。7月16日、日本武道館でのWWEの日本公演のメインイベント、JBL対エディ・ゲレロ戦に乱入。17分3秒、JBLと共にエディを痛めつけてJBLの反則負け。17日の同会場での大会ではメインでJBLと組んでエディ・ゲレロ、アンダーテイカー組と対戦。19分39秒、エディのフロッグスプラッシュにJBLがフォール負け。

2005

05年2月5日、さいたまスーパーアリーナでのWWEの日本公演に来日し、レイ・ミステリオと対戦。17分13秒、アンクルホールドで勝利。4月3日、PPV「レッスルマニア」でショーン・マイケルズと対戦。27分27秒、アンクルロックで勝利。6月にWWEのRAWに移籍。7月1日、さいたまスーパーアリーナでのWWE日本公演に来日し、アンダーテイカーと対戦。24分11秒、ツームストン・パイルドライバーに敗れた。7月2日の大会ではエディ・ゲレロ、エッジと組んでミステリオ、アンダーテイカー、ケイン組と対戦。23分34秒、3者同時フォールに敗れた。

2006

06年1月にスマックダウンに移籍。1月13日にバトルロイヤルに勝利して世界ヘビー級王座を獲得。2月5日、横浜アリーナでのWWE日本公演のメインイベントでマーク・ヘンリーを相手に防衛戦。8分37秒、アングルスラムで勝利。4月2日、PPV「レッスルマニア」でレイ・ミステリオ、ランディ・オートンを相手に3WAYで防衛戦。9分19秒、ミステリオがウェストコースト・ポップでオートンに勝利したため王座転落。5月にWWEのECWに移籍。8月にWWEを退団。10月にTNAに登場。サモア・ジョーと抗争を開始。11月10日、ペンシルベニア州フィラデルフィアでのUWFとTNAの合同興行でアビスと対戦。画鋲の上へのオリンピックスラムで勝利。11月16日、TNAの放送でのTNA第1戦でアビスと対戦。アンクルロックで勝利。11月19日、TNAのPPV「ジェネシス」でサモア・ジョーと対戦。マッスルバスターをカウント2で返し、オリンピックスラムを決めたがカウント2。アンクルロックをかけ、コキーナクラッチを決められる場面もあったが、足首をつかんでアンクルロック。脱出されるが、突進をかわしてコーナーに激突させてからオリンピックスラムを決めて、アンクルロックで勝利。12月10日、TNAのPPV「ターニングポイント」でサモア・ジョーと対戦。コキーナクラッチに敗れた。

2007

07年1月5日、ポルトガル・リスボンでのAPWとTNAの合同興行でサモア・ジョーと対戦。オリンピックスラムで勝利。1月6日、ポルトガル・ポルトでのAPWとTNAの合同興行でサモア・ジョーと対戦し、勝利。1月11日、TNAの放送でマーベリック・マットと対戦。アンクルロックで勝利。1月14日、TNAのPPV「ファイナル・レゾリューション」でサモア・ジョーと30分アイアンマンマッチで決着戦。コキーナクラッチでジョーが1本、アンクルロックでカートが1本、アンクルロックでカートが2本、キンニク・バスターでジョーが2本、フェイスクラッシャーを切り返しての丸めこみでカートが3本となり、3対2で勝利。1月18日、TNAの放送でAJスタイルズと対戦。イスの上へのオリンピックスラムで勝利。1月20日、TNAのアラバマ州バーミンガム大会でアビスと対戦。アンクルロックで勝利。2月11日、TNAのPPV「アゲインスト・オール・オッズ」でクリスチャン・ケージのNWA世界ヘビー級王座に挑戦。アンクルロックを決めてタップを奪ったがレフリーが気絶。鉄パイプで殴られて脱出されて、アンプリティアーに敗れた。2月18日に新日本プロレスの両国国技館大会に来日。永田裕志と組んで、ジャイアント・バーナード、トラヴィス・トムコ組と対戦。ナガタロック2とアンクルロックの合体技をトムコに決め、さらにアングルがオリンピックスラム、永田が垂直落下式ブレーンバスター。アングルがアンクルロックでバーナードを抑える中、14分43秒、永田がナガタロック2でトムコからギブアップ勝ち。3月11日、TNAのPPV「ディスティネーションX」でスコット・スタイナーと対戦。丸めこんでフォール勝ち。3月29日、TNAの放送でアビスと対戦。丸めこんでフォール勝ち。5月13日、TNAのPPV「サクリファイス」でスティング、NWA世界ヘビー級王者のクリスチャン・ケージを相手に3WAYでの王座戦。スティングがスクールボーイでクリスチャンをフォールし、スティングのフォール勝ちかと思われたが、アングルがスティングにアンクルロックを決めて勝利。5月17日(収録は5月14日)、TNAの放送でTNAとNWAの業務提携終了に伴い、TNA世界ヘビー級王座が新設。同番組の最後でカート・アングルが疑惑の判定だったためTNA王座を剥奪されて空位となった。5月17日、TNAの放送でライノと対戦。オリンピックスラムで勝利。6月17日、TNAのPPV「スラミバーサリー」でクリス・ハリス、サモア・ジョー、AJスタイルズ、クリスチャン・ケージとキングオブザマウンテンマッチで対戦。ハシゴを登ってベルトをつるし、みごと勝利。TNA世界ヘビー級王座を獲得した。6月28日、TNAの放送でクリスチャン・ケージ、ライノを相手に3WAYでの防衛戦。クリス・ハリスが乱入してクリスチャンが戦線離脱。ジェームズ・ストームがエプロンからビールをライノの顔に吹きかけた直後にオリンピックスラムで勝利。6月29日、両国国技館で行われた猪木の新団体IGFの旗揚げ戦「闘今BOM−BA−YE」に出場。メインイベントでレスナーと対戦。レスナー必殺のF5をカウント2で返す。アンクルロックをかけられてギブアップ寸前まで追いこまれたが、アンクルロックで切り返し、10分36秒に勝利した。試合後にレスナーから3代目のIWGPベルト(王座剥奪後もレスナーが所持していたベルト)を渡された。7月15日、TNAのPPV「ビクトリーロード」でXディビジョン王者のサモア・ジョーと組んでTNA世界タッグ王者のレイ、ディーボン組とそれぞれのタイトルをかけてトリプルタイトルマッチ。アングルがオリンピックスラムを決める瞬間にジョーに足を攻撃されて、ジョーがレイにフォール勝ち。7月19日、TNAの放送でサモア・ジョーから勝者が全ての王座を獲得する試合を要求されて対戦が決定。8月12日、TNAのPPV「ハード・ジャスティス」でXディビジョン王者、TNA世界タッグ王者のサモア・ジョーとトリプルタイトルマッチ。レフリーが気絶している間にイスで殴ってフォール勝ち。Xディビジョン王座とTNA世界タッグ王座を獲得した。8月30日(収録は27日)、パートナー決定4WAYマッチで勝利したスティングがタッグ王座のパートナーとなった。9月9日、TNAのPPV「ノーサレンダー」でパックマン・ジョーンズ、ロン・キリングス組を相手にタッグ王座の防衛戦。キリングスのヘッドロックで動きが止まったカートを心配してカレン・アングルがリングサイドに登場し、カットに入らないスティングを非難して張り手。スティングがバックステージを指差した拍子に手が顔に当たったのかカレンがダウン。タッチして交代後、リング下でダウンしたカレンを見てカートが怒り、スティングにオリンピックスラム。そのままパックマンにスティングがフォール負けして王座転落。同大会でジェイ・リーサルを相手にXディビジョン王座の防衛戦。丸めこまれてフォール負けして王座転落。同大会でアビスを相手にTNA王座の防衛戦。アンクルロックで勝利。9月13日、TNAの放送でアビスと金網サブミッションマッチ。アンクルロックを決められたところでジューダス・メシアス(リッキー・バンデラス)がリング下からマットを突き破り乱入してアビスに襲いかかりノーコンテスト。10月14日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でスティングを相手に防衛戦。スコーピオン・デスドロップに敗れて王座転落。10月25日、TNAの放送でスティングのTNA世界王座に挑戦。スコーピオン・デスロックを決められたところでケビン・ナッシュがエプロンに上がり、スティングが技を解いて詰め寄るが、アングルが背後からタックルをして、間に挟まれたレフリーが気絶。直後にオリンピックスラムを決めて第2レフリーが3カウントを取り王座奪回。試合後、レフリー同士で口論。放送の最後でジム・コルネットがアングルを王者として認定した上で次のPPVのタッグマッチの勝者が王座を獲得すると発表した。11月11日、TNAのPPV「ジェネシス」でケビン・ナッシュと組んでスティング、ブッカーT組と対戦。アングルがオリンピックスラムでスティングに勝利して防衛に成功。11月15日、TNAの放送でカズを相手に防衛戦。体固めに押さえつけてフォール勝ち。12月20日、IGFの有明コロシアム大会でケンドー・カシンと対戦。試合巧者のカシンの術中にはまり、飛びつき腕ひしぎ十字固めでペースをにぎられるが、ジャーマン3連発、アングルスラムで反撃。リングサイドにいた大会ゲストのザ・デストロイヤーを見てからの4の字固めをかけた。最初のアンクルロックは丸め込みで切り返されたが最後は9分52秒、再びアンクルロックをかけて勝利した。07年のTNAのPPVで、アングルがメインで出場した回数は全12回中の11回。TNAを代表するレスラーとなった。

2008

08年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会で永田と対戦。アングルの持つIWGPベルトをかけた対戦となった。ムーンサルトをかわされ、雪崩式フロントスープレックスをくらい、ナガタロック2、ナガタロック3、リバースナガタロックで絶体絶命のピンチに陥るがカウントは2。最後は永田の渾身の左キックをつかんで、18分29秒、アンクルロックで勝利。メインイベント終了後にIWGPヘビー級王座を獲得したばかりの中邑真輔に対戦を要求された。1月6日、TNAのPPV「ファイナル・レゾリューション」でクリスチャン・ケージを相手に防衛戦。乱入したAJスタイルズが後頭部へのフェノメナール・フォアアームをクリスチャンに決めて、オリンピックスラムで勝利。1月31日、TNAの放送でAJスタイルズをレフリーにカート・アングルと対戦。手下となったスタイルズによりカウントがゆっくりと数えられて有利な展開となったが、リングサイドにいたクリスチャンにベルトで殴られて、チェーンソー・ネックブリーカーに敗れた。2月10日、TNAのPPV「アゲインスト・オール・オッズ」でクリスチャン・ケージを相手に防衛戦。乱入したトムコがチェーンソー・ネックブリーカーを決めてそのままフォール勝ち。2月17日、両国国技館大会で中邑と対戦。試合を優位に進めたが、13分55秒、一瞬の隙をつかれた腕ひしぎ逆十字固めに敗れ、3代目ベルトを返還した。2月21日、TNAの放送でブッカーTと対戦。エプロンに立ったボビー・ルードを攻撃するブッカーTの隙を突いてオリンピックスラムで勝利。2月28日、TNAの放送でケビン・ナッシュと対戦。ジャックナイフ・パワーボムをくらったがレフリー不在。背後からローブローを決めてオリンピックスラムで勝利。3月6日、TNAの放送でクリスチャン・ケージと金網マッチ。同時に金網から降りたように見えたがレフリーの判定により敗れた。3月13日、TNAの放送でカズと対戦。アンクルロックで勝利。4月13日、TNAのPPV「ロックダウン」でサモア・ジョーと金網マッチで防衛戦。マッスルバスターに敗れて王座転落。4月24日、TNAの放送でサモア・ジョーのTNA世界ヘビー級王座に挑戦。場外にいたスコット・スタイナーに鉄パイプで殴られて、エメラルドフロウジョンに敗れた。5月5日、新韓国プロレスの奨忠体育館大会で西村修、力抜山と3WAYマッチで対戦。試合中に力抜山のボディスラムで首を負傷。西村をアンクルロックで痛めつけたが力抜山と場外乱闘してリングアウト負けに終わった。この試合後、首の負傷のため欠場。6月8日、PPV「スラミバーサリー」で復帰し、AJスタイルズと対戦。スタイルズクラッシュに敗れた。6月12日、TNAの放送でAJスタイルズとランバージャックマッチ。オリンピックスラムで勝利。8月10日、TNAのPPV「ハードジャスティス」でAJスタイルズとラストマン・スタンディングマッチ。雪崩式DDTに敗れた。8月14日、TNAの放送で自らのオリンピック金メダルをかけてAJスタイルズとオリンピックスタイルで対戦(ノーロープ、2分3R、ダウンやニアフォールは2点)。試合中、場内が暗転。照明がつくとスタイルズがギターを手にしていて、ギターで殴られてフォール負け。8月15日、新日本プロレスの大阪府立体育館大会に来日。関西国際空港に降りてから2時間足らずでの試合だった。蝶野と組んでAJスタイルズ、大谷組と対戦。蝶野がSTFを大谷に決めている間に、16分21秒、アンクルロックでスタイルズにギブアップ勝ち。8月16日にも両国国技館大会に出場し、メインで中邑と組んで棚橋弘至、AJスタイルズ組と対戦。14分9秒、オリンピックスラムで棚橋にフォール勝ちした。8月21日、TNAの放送でAJスタイルズとラダーマッチ(吊るされた金メダルを獲得する)。スタイルズがハシゴを登ってメダルを手にする瞬間に場内が暗転。照明がつくとスタイルズがハシゴの上でギターを手にしていて、ハシゴからギターで叩き落とされて、メダルを獲得されて敗れた。8月28日、TNAの放送でケビン・ナッシュと対戦。ローブローからのオリンピックスラムで勝利。9月14日、TNAのPPV「ノーサレンダー」でクリスチャン・ケージ、TNA王者のサモア・ジョーを相手に3WAYでの王座戦。クリスチャンがアンプリティアーをジョーに決めたがアングルがレフリーを場外に引きずり落として鉄柵に激突させてレフリー不在。アングルがイスでクリスチャンを殴ってから場外に投げ落とし、ジョーにもイスで殴ってアンクルロック。勝負あったかに見えたがジェフ・ジャレットが乱入してギターで殴られて、ジョーのマッスルバスターにアングルが敗れた。10月12日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でジェフ・ジャレットと対戦。立会人のミック・フォーリーのマンディブル・クローをくらってしまい、ジャレットにギターで殴られてフォール負け。同月にブッカーT、スティング、ケビン・ナッシュとメインイベント・マフィアを結成。10月16日、TNAの放送でマット・モーガンと対戦。オリンピックスラムで勝利。10月30日、TNAの放送でアビスと対戦。場外でイスで殴って反則負け。11月9日、PPV「ターニングポイント」でアビスとフォールズカウント・エニウェア・マッチで対戦。スペイン語実況席後ろの放送用の足場からデッドリードライブで投げられそうになったが、逆に実況席にたたき落としてフォール勝ち。12月7日、TNAのPPV「ファイナル・レゾリューション」でライノと対戦。勝てばジャレットとの再戦、負ければとTNA追放という試合だった。アル・スノーがリング下に現れ、途中からレフリーとなっていたミック・フォーリーと口論している間に、ライノにイス攻撃をくらわせ、オリンピックスラムを決めて勝利。12月11日、TNAの放送でブラザー・レイと対戦。両者リングアウト。試合後、メインイベント・マフィアがレイを痛めつけた。12月25日、TNAの放送でライノと対戦。ジェフ・ジャレットが乱入して反則勝ち。

2009

09年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会でケビン・ナッシュ、蝶野長州と組んでカール・アンダーソン石井智宏飯塚、バーナード組と対戦。7分9秒、アングルがアンクルロックでアンダーソンに勝利した。1月8日、TNAの放送でBGジェイムスとノーDQマッチ。アンクルロックで勝利。1月11日、TNAのPPV「ジェネシス」でジャレットと対戦。イス攻撃からのフォールを横十字固めに切り返してフォール勝ち。徐々にスティングとの間に不協和音が生じていった。1月22日、TNAの放送でAJスタイルズとテーブルマッチ。机の上へのオリンピックスラムで勝利。2月19日、スティングと無観客試合で対戦。メインイベントマフィアの他のメンバーが止めに入り試合は中止。スティングと握手した時に顔につばを吐き、不穏な空気を残した。2月15日、新日本プロレスの両国国技館大会でジャイアント・バーナードと対戦。14分19秒、アンクルロックで勝利。メイン終了後にリングに登場し、IWGP王座を防衛したばかりの棚橋に挑戦をアピール。3月15日、PPV「ディスティネーションX」のメインでスティングの王座に挑戦。終盤でレフリーのジャレットにつばを吐いて殴ったが、パンチで反撃され、ぐらついたところにスコーピオン・デスドロップをくらってフォール負け。4月5日、新日本プロレスの両国国技館大会で棚橋のIWGP王座に挑戦。15分11秒、ダイビング・ボディアタックからのハイフライフロー2連発に敗れた。4月16日、TNAの放送でクリストファー・ダニエルズと対戦。丸めこまれて両者の肩がつき、一度はフォール負けの裁定が下ったが、判定の末、フォール勝ち。5月21日、TNAの放送でマット・モーガンと対戦。丸めこんでフォール勝ち。5月24日、PPV「サクリファイス」のメインでスティング、ジャレット、フォーリーと対戦。ミックはTNA王座、アングルはMEMのボスの地位、スティングは引退、ジャレットはTNAでの指揮権を賭けての対戦となった。ジャレットがアングルをイスの上への雪崩式フェイスバスターでたたきつけた直後、すかさずスティングに片エビ固めに丸めこまれてアングルがフォール負け。スティングにMEMのボスの座を奪われた。その後、スティングはMEMから追放された。6月11日、TNAの放送でスティングと対戦。スコーピオン・デスドロップをくらったが、レフリーがエプロンに立ったマット・モーガンに気を取られていたためカウントが数えられずに試合続行。オリンピックスラムで勝利。6月21日、PPV「スラミバーサリー」でフォーリー、ジャレット、スタイルズ、ジョーを相手にキング・オブ・ザ・マウンテンマッチで対戦。ジョーにベルトを渡され、そのままベルトを吊るして勝利。TNA世界ヘビー級王座を獲得した。7月2日、TNAの放送でサモア・ジョーと組んでAJスタイルズ、ジェフ・ジャレット組を相手にTNA王座の防衛戦。アングルがアンクルロックでジャレットに勝利。7月16日、TNAの放送でスティングと金網マッチ。サモア・ジョーが乱入してノーコンテスト。7月19日、TNAのPPV「ビクトリーロード」でミック・フォーリーを相手に防衛戦。アンクルロックで勝利。7月23日、TNAの放送でミック・フォーリーとオフィス・キー・オン・ア・ポールマッチ(ポールの上の鍵を奪えばミックの持つTNAでの権限を獲得)。フォーリーが鍵を奪おうとした時にメインイベント・マフィアが乱入して反則負け。7月30日、TNAの放送でレジェンド王者のケビン・ナッシュと組んでミック・フォーリー、ボビー・ラシュリー組を相手に防衛戦(挑戦者が勝った場合、勝者が敗者の王座を獲得)。ラシュリーのスピアーをくらってフォーリーにナッシュがフォール負け。ナッシュがレジェンド王座から転落した。8月16日、TNAのPPV「ハード・ジャスティス」でスティング、マット・モーガンを相手に3WAYでの防衛戦。モーガンがバイシクルキックを決めたが、レフリーが場外にいたためカウントが遅れ、さらに3カウント直前でアングルに足を引っぱられてレフリーが場外に転落。アングルがイスで殴ってモーガンにフォール勝ち。9月20日、TNAのPPV「ノーサレンダー」でAJスタイルズ、マット・モーガン、スティングを相手に4WAYでの防衛戦。ヘルナンデスが王座挑戦権を行使して5WAYマッチになったが場外戦で乱入したエリック・ヤングのパイルドライバーをくらって早々に離脱。モーガンのバイシクルキックをアングルがくらって完全KO。スティングに勝利を託されたスタイルズのスワンダイブ式450°スプラッシュにアングルが敗れて王座転落。10月1日、TNAの放送でヘルナンデスと対戦。両者リングアウト。10月15日、TNAの放送でAJスタイルズと対戦。時間切れ引き分け。10月18日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でマット・モーガンと対戦。丸めこんでフォール勝ち。10月22日、TNAの放送でデズモンド・ウルフ(ナイジェル・マッギネス)と抗争開始。10月29日、TNAの放送でデズモンド・ウルフと対戦。ラリアットで首を痛めてレフリーストップ負け。試合後に担架で運ばれた。その後もデズモンド・ウルフと抗争を展開。11月15日、TNAのPPV「ターニングポイント」でデズモンド・ウルフと対戦。好勝負を展開し、三角絞めで勝利。11月26日、TNAの放送でチャンピオンシップ・シリーズ・トーナメントに参戦し、1回戦でディアンジェロ・ディネロと対戦。オリンピックスラムで勝利。同日の準決勝でボビー・ルードと対戦。デズモンド・ウルフと場外で乱闘してリングアウト負け。12月3日、TNAの放送でドクター・スティービー、レイヴェンとハンディキャップマッチ。アンクルロックでレイヴェンに勝利。12月20日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でデズモンド・ウルフと対戦。1本目はフォール、2本目はタップアウト、3本目は金網からの脱出が勝利条件となる試合形式となった。1本目はウルフがタワー・オブ・ロンドンでフォール勝ち。2本目はアングルがアンクルロックで勝利。3本目はアングルが金網を先に脱出して勝利した。

2010

10年1月4日、スタイルズの王座に挑戦。スワンダイブ式の450°スプラッシュに敗れた。1月17日、PPV「ジェネシス」でスタイルズの王座に挑戦。アンクルロックでタップを奪ったがリングサイドにいたリック・フレアーがレフリーを場外に落としていたため試合続行。最後はフレアーがリングに投げたベルトでスタイルズに殴られてフォール負け。3月21日、PPV「ディスティネーションX」でミスター・アンダーソンと対戦。アンクルロックで勝利。4月18日、PPV「ロックダウン」でミスター・アンダーソンを相手にカギを使って金網から脱出した者が勝利する試合形式で対戦。試合途中でアンクルがカギを場外に投げ飛ばし、一対一の完全決着マッチの様相を呈した。金網をよじ登って逃げようとするアンダーソンのバックを取り、トップロープの高さからの強烈な投げっぱなしジャーマンで完全KOし、金網の上からのムーンサルトプレス。金網のドアを壊して場外に出ようとしたが、アンダーソンが中指を突きたて挑発したためリングに戻り、マイクチェックをくらってしまいダウン。アンダーソンが這いながらドアから出ようとする寸前で起き上がり、足首をつかんでアンクルロック。前方回転されて脱出されるが、最後は首につけていたドッグタグのチェーンで首を絞めつけて失神させて、金網を脱出。試合後のマイクで長期欠場を表明した。しかし、すぐに復帰。6月13日、PPV「スラミバーサリー」の第1試合ででカザリアンと対戦し、アンクルロックで勝利。7月11日、PPV「ヴィクトリーロード」でディアンジェロ・ディネロと対戦し、アンクルロックで勝利。9月5日、PPV「ノーサレンダー」でのTNA王座決定トーナメント準決勝でジェフ・ハーディーと対戦。20分、時間切れ引き分け。直後の延長戦でも勝負はつかなかった。9月6日、ジェフと再戦したが、グラウンドでのアンクルロックを決めた時にダブルフォールを取られて引き分け。決勝戦は3WAYで行われることが決定した。9月7日(23日放送分)には「優勝できなかったら引退する」と宣言。10月10日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でアンダーソン、ジェフを相手に王座決定戦。乱入したホーガン、ビショフに渡された松葉杖でジェフに攻撃されて、最後はジェフがツイスト・オブ・フェイトでアンダーソンに勝利したため王座奪取に失敗。

2011

11年1月9日、PPV「ジェネシス」でジャレットを相手にMMAマッチで対戦。額から大流血し、ノーコンテストに終わった。その後、アングルの元夫人かつジャレットの現夫人であるカレンが登場し、抗争が激化。2月13日、PPV「アゲインスト・オールオッズ」でジャレットと再戦。何度となくカレンが試合に介入して大苦戦。アンクルロックでタップさせたが、レフリーが乱入したカレンを見ていたため試合続行。最後は回転エビ固めを狙ったが、上からエビ固めに押さえこまれてフォール負け。4月17日、PPV「ロックダウン」でジャレットと3本勝負のケージマッチで対戦。1本目はアンクルロックで勝利。2本目はオリンピックスラムで担ぎ上げたところを回転エビ固めに切りかえされてフォール負け。3本目は、ジャレットが金網の外に出る寸前でアンクルロックに捕獲したが、セコンドのカレンが金網の扉を閉めるとアンクルの頭部を直撃。金網から脱出されて敗れた。5月15日、PPV「サクリファイス」でチャイナと組んでジャレット、カレン組と対戦。チャイナがアンクルロックでカレンに勝利。6月12日、PPV「スラミバーサリー」でジャレットと対戦。アンクルロックで勝利。8月7日、PPV「ハードコアジャスティス」のメインでスティングのTNA王座に挑戦。イス攻撃からのオリンピックスラムで勝利してTNA世界ヘビー級王座を獲得した。9月11日、PPV「ノーサレンダー」でスティング、アンダーソンを相手に防衛戦。場外でホーガンにスプレーを顔面に吹きかけられて目が見えなくなったスティングがリング上でレフリーをスコーピオン・デスドロップにとらえようとした瞬間にアングルがローブローからのオリンピックスラムを決めて勝利。10月16日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でボビー・ルードを相手に防衛戦。右太ももをケガしていたため大苦戦したが、オリンピックスラムで勝利。10月18日、ジェームス・ストームを相手に防衛戦。ラストコール(スーパーキック)に敗れて王座転落。12月11日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でジェームス・ストームと対戦。ムーンサルトプレスをかわされた直後にラストコールをくらってフォール負け。

2012

12年1月8日、PPV「ジェネシス」でジェームス・ストームと対戦。ラストコールをレフリーを盾にしてかわし、急所蹴りからの顔面へのキックでフォール勝ち。3月18日、PPV「ヴィクトリーロード」でジェフ・ハーディーと対戦。スワントーンボムをくらった瞬間に上になり、ロープをつかんでのフォールをして、3カウントが入って勝利。4月15日、PPV「ロックダウン」で、ジェフを相手に金網マッチで大熱戦を展開。ツイスト・オブ・フェイトからスワントーンボム2連発をくらったがカウント2で返した。必殺のアングルスラムを決めたがカウント2で返されて、逆にアングルスラムをくらってしまい、最後は金網最上段からのスワントーンボムに敗れた。5月13日、PPV「サクリファイス」でAJスタイルズと対戦。アンクルロックで勝利。6月10日、PPV「スラミバーサリー」でAJスタイルズと組んダニエルズ、カザリアン組のタッグ王座に挑戦。アングルがアンクルロックでカザリアンに勝利。TNA世界タッグ王座を獲得した。6月28日、ダニエルズ、カザリアン組に敗れてタッグ王座から転落。7月8日、PPV「ディスティネーションX」でサモア・ジョーと対戦。スリーパーホールドに敗れた。8月12日、PPV「ハードコア・ジャスティス」でダニエルズ、サモア・ジョー、AJスタイルズを相手にラダーマッチで対戦。AJの勝利に終わった。9月9日、PPV「ノーサレンダー」でAJと組んでダニエルズ、カザリアン組のタッグ王座に挑戦。大技が飛び交う大激戦を展開。AJがスタイルズクラッシュの体勢になったが、場外にいたダニエルズになにかを顔面にぶつけられ、直後にカザリアンのスクールボーイにフォール負け。10月14日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でAJと組んでタッグ王者のダニエルズ、カザリアン組、チャボ・ゲレロ、ヘルナンデス組とタッグ王座戦。チャボ・ゲレロがフロッグスプラッシュでダニエルズに勝利したため王座奪取に失敗した。11月11日、PPV「ターニングポイント」でディーボンと対戦。アンクルロックで勝利。12月9日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でサモア・ジョー、ギャレット・ビショフ、ウェス・ブリスコと組んでエースズ&エイツのディーボン、DOC、覆面の2人組と対戦。アングルがアングルスラムで覆面の1人に勝利した。

2013

13年1月31日、TNAの放送でミスター・アンダーソンと金網マッチ。アンクルロックで勝利。3月10日、TNAのPPV「ロックダウン」でウェス・ブリスコと金網マッチ。レフリーがダウンしている時にアングルスラムを決めて金網を出たが、ブリスコの仲間のディーロ・ブラウンが現れ、金網に戻されてブリスコが引きずり出され、起き上がったレフリーが金網の外に出たブリスコを見て敗れた。5月2日、TNAの放送でディーロ・ブラウンとアイ・クイットマッチ。アンクルロックで勝利。5月23日、TNAの放送でミスター・アンダーソンと対戦。ローブローをくらって丸めこまれてフォール負け。6月2日、TNAのPPV「スラミバーサリー」でAJスタイルズと対戦。丸めこんでフォール勝ち。6月13日、TNAの放送でAJスタイルズと対戦。丸めこまれてフォール負け。8月2日(収録は3月17日)、TNAの「ワン・ナイト・オンリー」でサモア・ジョーと対戦。アングルスラムで勝利。10月20日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でボビー・ルードと対戦。雪崩式アングルスラムをくらってフォール負け。11月1日(収録は3月19日)、TNAの「ワン・ナイト・オンリー」でトーナメント・オブ・チャンピオンズに2回戦から参戦し、オースチン・エイリースと対戦。アングルスラムを回転エビ固めに切り返されてフォール負け。11月14日、TNAの放送でTNA世界王座決定トーナメントに参戦し、1回戦でオースチン・エイリースと対戦。クロスフェイスロックで勝利。12月5日、TNAの放送での準決勝でマグナスとラストマン・スタンディングマッチ。マグナスが誤ってレフリーに激突してしまい、直後にアングルスラムを決めたが、レフリーがダウン。乱入したボビー・ルードのデスバレー・ネックブリーカーをくらって敗れた。12月19日、TNAの放送でボビー・ルードと3本勝負で対戦。1本目はTKOに敗れた。2本目はアングルスラムで勝利。3本目は丸めこまれてフォール負け。

2014

14年9月、TNAを離脱。

2015

15年1月にTNAで現役復帰。1月31日、ラシュリーをアンクルロックで破りTNA世界ヘビー級王座を獲得した。6月25日、イーサン・カーター3世に敗れて王座転落。10月4日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でエリック・ヤングを相手にノーDQマッチ。アンクルロックで勝利。

2016

16年1月31日の試合を最後にTNAを退団。6月12日、RPWのロンドン・ヨークホール大会でザック・セイバー・ジュニアと対戦。アンクルロックで勝利。8月27日、NEWのニューヨーク州ワッピンガーズ・フォールズのダッチェス球場大会でコーディ・ローズと対戦。クロスローズに敗れた。

2017

17年3月3日、NEWのコネチカット州ウォーターバリー大会でコーディを相手に金網マッチで対戦。スモールパッケージホールドにフォール負け。10月22日、PPV「TLC」で11年ぶりにWWE公式戦に復帰。メインの3対5のTLCマッチに登場。アンブローズロリンズと組んでミズ、ケイン、セザーロシェーマス、ストローマン組と対戦。試合途中で負傷したアングルが途中退場するなど苦戦を強いられたが、ストローマンとケインの仲間割れに加え、アングルの再登場で反撃に転じると、3人が連携した「オリンピック・シールド・ボム」でミズに勝利した。10月22日、PPV「TLC」のメインでアンブローズ、ロリンズと組んでミズ、ケイン、セザーロ、シェーマス、ストローマン組とTLCマッチ。トリプルパワーボムを決めてミズに勝利。

2018

18年4月8日、PPV「レッスルマニア」でロンダ・ラウジーと組んでHHH、ステファニー・マクマホン組と対戦。ラウジーがアームバーでステファニーに勝利。10月8日、バロン・コービンGM代理がWWEワールドカップ出場をかけてRAWで無名の選手ばかりを集めたバトルロイヤルを開催。コービン圧勝で終わるかに見えたが、全身金色のマスクマンのコンキスタドールが勝利。試合後にマスクを脱いだその正体はカート・アングルだった。11月2日、サウジアラビアで行われたPPV「クラウンジュエル」でのWWEワールドカップ1回戦でドルフ・ジグラーと対戦。ジグザグに敗れた。

2019

19年4月7日、PPV「レッスルマニア」でバロン・コービンを相手に引退試合。ムーンサルトプレスをかわされた直後にエンド・オブ・デイズをくらってフォール負け。

2020

20年4月15日、WWEが28人もの大量解雇を発表。アングルもリストに含まれていた。複数の米メディアは新型コロナウイルスの影響による減収を受け、WWEビンス・マクマホン会長がコスト削減のために決断したと一斉に報じた。