レスラーノート

カート・アングル

KURT ANGLE

1968年12月9日
ペンシルバニア州ピッツバーグ出身
178cm 100kg

タイトル歴
WWF世界ヘビー
TNA世界ヘビー
TNA世界タッグ
得意技
アンクル・ロック
アングル・スラム(オリンピック・スラム)

96年のアトランタオリンピックでアマチュアレスリング・フリースタイルの100キロ級に出場し、金メダルを獲得。オリンピック出場後、首の負傷のために現役を引退。10月にECWに招かれる。レイヴェンサンドマンの試合で頭に有刺鉄線を巻き十字架にはりつけにされたサンドマンを見て、あまりの悪趣味ぶりに嫌気がさして途中退席。ECWでのデビューは白紙となった。その後はスポーツキャスターとして活躍。98年にWWFに入団。トレーニングキャンプでドリー・ファンク・ジュニアに指導を受ける。メンフィスのパワー・プロレスリングでデビュー。 99年11月にWWFデビュー。

2000

00年1月29日にタズに敗れるまで連勝を続けた。金メダル獲得を鼻にかけた嫌味なキャラ、自称「オリンピック・ヒーロー」として活躍。入場曲にあわせて観客が「You Suck!(ユー サック!)」と叫ぶのが恒例となった。ヒールとして活躍したが、試合になると高レベルなレスリングを展開。10月にザ・ロックを破りWWF世界ヘビー級王座を獲得。

2001

01年6月11日に、クリス・ベンワーと金網マッチで対戦。金網最上段からのムーンサルトプレスを放ち、ベンワーにかわされたが、危険技として伝説となった。9月にスティーブ・オースチンを破りWWF世界ヘビー級王座を獲得。

2002

02年の2部制スタートからWWEのスマックダウンに所属。エッジと抗争し、5月に髪切りマッチに破れ、以後スキンヘッドになる。

2003

03年にシェルトン・ベンジャミンチャーリー・ハースと共にチーム・アングルを結成。7月17日、横浜アリーナでのRAWの日本公演に来日し、メインで王者ブロック・レスナービッグショーを相手に王座戦。6分47秒、レスナーのF5にアングルがフォール負け。18日の大会ではTAJIRIと組んでシナエディ・ゲレロ組と対戦し、16分2秒、TAJIRIのバズソーキックでゲレロに勝利。

2004

04年にレッスルマニア20でエディ・ゲレロのWWE王座に挑戦し、敗れた。この試合後、首と脚のケガのために長期欠場。欠場中もスマックダウンのGMに「就任」し、車椅子でヒールとして活躍。7月16日、日本武道館でのWWEの日本公演のメインイベント、JBL対エディ・ゲレロ戦に乱入。17分3秒、JBLと共にエディを痛めつけてJBLの反則負け。17日の同会場での大会ではメインでJBLと組んでエディ・ゲレロ、アンダーテイカー組と対戦。19分39秒、エディのフロッグスプラッシュにJBLがフォール負け。

2005

05年2月5日、さいたまスーパーアリーナでのWWEの日本公演に来日し、レイ・ミステリオと対戦。17分13秒、アンクルホールドで勝利。6月にWWEのRAWに移籍。7月1日、さいたまスーパーアリーナでのWWE日本公演に来日し、アンダーテイカーと対戦。24分11秒、ツームストン・パイルドライバーに敗れた。7月2日の大会ではエディ・ゲレロ、エッジと組んでミステリオ、アンダーテイカー、ケイン組と対戦。23分34秒、3者同時フォールに敗れた。

2006

06年1月にスマックダウンに移籍。1月13日にバトルロイヤルに勝利して世界ヘビー級王座を獲得。2月5日、横浜アリーナでのWWE日本公演のメインイベントでマーク・ヘンリーと防衛戦。8分37秒、アングルスラムで勝利した。5月にWWEのECWに移籍。8月にWWEを退団。10月にTNAに登場。サモア・ジョーと抗争を開始。11月の初対戦はアンクルロックでアングルの勝利。12月の第2戦ではコキーナクラッチでジョーが勝利した。

2007

07年1月、30分アイアンマンマッチでジョーと決着戦。コキーナクラッチでジョーが1フォール、アンクルロックでカートが1フォール、アンクルロックでカートが2フォール、キンニク・バスターでジョーが2フォール、フェイスクラッシャーを切り返しての丸め込みでカートが3フォールとなり、3対2でカートの勝利となった。その後、サモア・ジョー、ライノと組んで、クリスチャン・ケージトムコスコット・スタイナーAJスタイルズと抗争。2月、「アゲインスト・オールオッズ」でNWA世界ヘビー級王者のクリスチャン・ケージに挑戦。カートがアンクルロックでクリスチャンからタップを奪ったが、レフリーが気絶していたため試合続行。クリスチャンに鉄パイプで脚を殴られた後、アンプリティアを決められて敗れた。2月18日に新日本プロレスの両国国技館大会に来日。永田裕志と組んで、ジャイアント・バーナード、トラヴィス・トムコ組と対戦。ナガタロック2とアンクルロックの合体技をトムコに決め、さらにアングルがオリンピックスラム、永田が垂直落下式ブレーンバスター。アングルがアンクルロックでバーナードを抑える中、14分43秒、永田がナガタロック2でトムコからギブアップ勝ち。6月17日、TNAの特番「スラミバーサリー」でクリス・ハリス、サモア・ジョー、AJスタイルズ、クリスチャン・ケージとキングオブザマウンテンマッチで対戦。ハシゴを登ってベルトをつるし、みごと勝利。TNA世界ヘビー級王座を獲得した。6月29日、両国国技館で行われた猪木の新団体IGFの旗揚げ戦「闘今BOM−BA−YE」に出場。メインイベントでレスナーと対戦。レスナー必殺のF5をカウント2で返す。アンクルロックをかけられてギブアップ寸前まで追いこまれたが、アンクルロックで切り返し、10分36秒に勝利した。試合後にレスナーから3代目のIWGPベルト(王座剥奪後もレスナーが所持していたベルト)を渡された。10月14日にスティングを相手に防衛戦。バットで殴打された後にスコーピオンデスドロップを決められて王座転落。16日にスティングと再戦。レフリーが気絶した時にオリンピックスラムが炸裂し、セカンドレフリーのアル・ヘブナーが登場してカウント3を数えた。レフリーとセカンドレフリーの間で口論となったが、試合後にコミッショナーのジム・コルネットの判断でアングルの王座獲得となった。さらにコルネットは、アングル、ナッシュ対スティング、スティングの選んだパートナーでタッグ戦を行ない、フォールを奪った者に王座を与えることを宣言した。11月11日、スティングのパートナーとして、WWEを離脱したブッカーTが登場。この試合でアングルはオリンピックスラムでスティングにフォール勝ちして、TNA王座を守った。12月20日、IGFの有明コロシアム大会でケンドー・カシンと対戦。試合巧者のカシンの術中にはまり、飛びつき腕ひしぎ十字固めでペースをにぎられるが、ジャーマン3連発、アングルスラムで反撃。リングサイドにいた大会ゲストのザ・デストロイヤーを見てからの4の字固めをかけた。最初のアンクルロックは丸め込みで切り返されたが最後は9分52秒、再びアンクルロックをかけて勝利した。07年のTNAのPPVで、アングルがメインで出場した回数は全12回中の11回。TNAを代表するレスラーとなった。

2008

08年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会で永田と対戦。アングルの持つIWGPベルトをかけた対戦となった。ムーンサルトをかわされ、雪崩式フロントスープレックスをくらい、ナガタロック2、ナガタロック3、リバースナガタロックで絶体絶命のピンチに陥るがカウントは2。最後は永田の渾身の左キックをつかんで、18分29秒、アンクルロックで勝利。メインイベント終了後にIWGPヘビー級王座を獲得したばかりの中邑真輔に対戦を要求された。2月17日、両国国技館大会で中邑と対戦。試合を優位に進めたが、13分55秒、一瞬の隙をつかれた腕ひしぎ逆十字固めに敗れ、3代目ベルトを返還した。5月5日、新韓国プロレスの奨忠体育館大会で西村修、力抜山と3WAYマッチで対戦。試合中に力抜山のボディスラムで首を負傷。西村をアンクルロックで痛めつけたが力抜山と場外乱闘してリングアウト負けに終わった。この試合後、首の負傷のため欠場。6月8日、PPV「スラミバーサリー」で復帰し、AJスタイルズに敗れた。8月10日、PPV「ハードジャスティス」でAJスタイルズとラストマン・スタンディングマッチで対戦。雪崩式ブレーンバスターを雪崩式DDTで切り返されて3カウント取られた後、立ち上がれずに敗れた。8月15日、新日本プロレスの大阪府立体育館大会に来日。関西国際空港に降りてから2時間足らずでの試合だった。蝶野と組んでAJスタイルズ、大谷組と対戦。蝶野がSTFを大谷に決めている間に、16分21秒、アンクルロックでスタイルズにギブアップ勝ち。8月16日にも両国国技館大会に出場し、メインで中邑と組んで棚橋弘至、AJスタイルズ組と対戦。14分9秒、オリンピックスラムで棚橋にフォール勝ちした。10月12日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でジェフ・ジャレットと対戦。立会人のミック・フォーリーのマンディブル・クローをくらってしまい、最後はギター攻撃にフォール負け。同月にブッカーT、スティング、ケビン・ナッシュとメインイベント・マフィアを結成。11月9日、PPV「ターニングポイント」でアビスとフォールズカウント・エニウェア・マッチで対戦。スペイン語実況席後ろの放送用の足場からデッドリードライブで投げられそうになったが、逆に実況席にたたき落としてフォール勝ち。12月7日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でライノと対戦。勝てばジャレットとの再戦、負ければとTNA追放という試合だった。アル・スノーがリング下に現れ、途中からレフリーとなっていたミック・フォーリーと口論している間に、ライノにイス攻撃をくらわせ、オリンピックスラムを決めて勝利。

2009

09年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会でケビン・ナッシュ、蝶野長州と組んでカール・アンダーソン石井智宏飯塚、バーナード組と対戦。7分9秒、アングルがアンクルロックでアンダーソンに勝利した。1月11日、PPV「ジェネシス」でジャレットと対戦。イス攻撃からのフォールを横十字固めに切り返してフォール勝ち。徐々にスティングとの間に不協和音が生じていった。2月19日、スティングと無観客試合で対戦。メインイベントマフィアの他のメンバーが止めに入り試合は中止。スティングと握手した時に顔につばを吐き、不穏な空気を残した。2月15日、新日本プロレスの両国国技館大会でジャイアント・バーナードと対戦。14分19秒、アンクルロックで勝利。メイン終了後にリングに登場し、IWGP王座を防衛したばかりの棚橋に挑戦をアピール。3月15日、PPV「ディスティネーションX」のメインでスティングの王座に挑戦。終盤でレフリーのジャレットにつばを吐いて殴ったが、パンチで反撃され、ぐらついたところにスコーピオン・デスドロップをくらってフォール負け。4月5日、新日本プロレスの両国国技館大会で棚橋のIWGP王座に挑戦。15分11秒、ダイビング・ボディアタックからのハイフライフロー2連発に敗れた。5月24日、PPV「サクリファイス」のメインでスティング、ジャレット、フォーリーと対戦。ミックはベルト、アングルはMEMのボスの地位、スティングは引退、ジャレットはTNAでの指揮権を賭けての対戦となった。ジャレットがアングルをイスの上への雪崩式フェイスバスターでたたきつけた直後、すかさずスティングがアングルを片エビ固めにフォールして勝利。スティングがMEMのボスに就任。その後、スティングはMEMから追放された。6月21日、PPV「スラミバーサリー」でフォーリー、ジャレット、スタイルズ、ジョーを相手にキング・オブ・ザ・マウンテンマッチで対戦。ジョーにベルトを渡され、そのままベルトを吊るして勝利。TNA世界ヘビー級王座を獲得した。7月19日、PPV「ヴィクトリーロード」でフォーリーを相手に防衛戦。アンクルロックで勝利。9月20日、PPV「ノーサレンダー」でスタイルズ、モーガン、ヘルナンデス、スティングを相手に防衛戦。スタイルズのスワンダイブ式の450°スプラッシュに敗れて王座転落。10月22日からデズモンド・ウルフ(ナイジェル・マッギネス)と抗争。11月15日、PPV「ターニングポイント」でデズモンド・ウルフと対戦。好勝負を展開し、三角絞めで勝利。12月20日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でウルフと対戦。1本目はフォール、2本目はタップアウト、3本目は金網からの脱出が勝利条件となる試合形式となった。1本目はウルフがタワー・オブ・ロンドンでフォール勝ち。2本目はアングルがアンクルロックで勝利。3本目はアングルが金網を先に脱出して勝利した。

2010

10年1月4日、スタイルズの王座に挑戦。スワンダイブ式の450°スプラッシュに敗れた。1月17日、PPV「ジェネシス」でスタイルズの王座に挑戦。アンクルロックでタップを奪ったがリングサイドにいたリック・フレアーがレフリーを場外に落としていたため試合続行。最後はフレアーがリングに投げたベルトでスタイルズに殴られてフォール負け。3月21日、PPV「ディスティネーションX」でミスター・アンダーソンと対戦。アンクルロックで勝利。4月18日、PPV「ロックダウン」でミスター・アンダーソンを相手にカギを使って金網から脱出した者が勝利する試合形式で対戦。試合途中でアンクルがカギを場外に投げ飛ばし、一対一の完全決着マッチの様相を呈した。金網をよじ登って逃げようとするアンダーソンのバックを取り、トップロープの高さからの強烈な投げっぱなしジャーマンで完全KOし、金網の上からのムーンサルトプレス。金網のドアを壊して場外に出ようとしたが、アンダーソンが中指を突きたて挑発したためリングに戻り、マイクチェックをくらってしまいダウン。アンダーソンが這いながらドアから出ようとする寸前で起き上がり、足首をつかんでアンクルロック。前方回転されて脱出されるが、最後は首につけていたドッグタグのチェーンで首を絞めつけて失神させて、金網を脱出。試合後のマイクで長期欠場を表明した。しかし、すぐに復帰。6月13日、PPV「スラミバーサリー」の第1試合ででカザリアンと対戦し、アンクルロックで勝利。7月11日、PPV「ヴィクトリーロード」でディアンジェロ・ディネロと対戦し、アンクルロックで勝利。9月5日、PPV「ノーサレンダー」でのTNA王座決定トーナメント準決勝でジェフ・ハーディーと対戦。20分、時間切れ引き分け。直後の延長戦でも勝負はつかなかった。9月6日、ジェフと再戦したが、グラウンドでのアンクルロックを決めた時にダブルフォールを取られて引き分け。決勝戦は3WAYで行われることが決定した。9月7日(23日放送分)には「優勝できなかったら引退する」と宣言。10月10日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でアンダーソン、ジェフを相手に王座決定戦。乱入したホーガン、ビショフに渡された松葉杖でジェフに攻撃されて、最後はジェフがツイスト・オブ・フェイトでアンダーソンに勝利したため王座奪取に失敗。

2011

11年1月9日、PPV「ジェネシス」でジャレットを相手にMMAマッチで対戦。額から大流血し、ノーコンテストに終わった。その後、アングルの元夫人かつジャレットの現夫人であるカレンが登場し、抗争が激化。2月13日、PPV「アゲインスト・オールオッズ」でジャレットと再戦。何度となくカレンが試合に介入して大苦戦。アンクルロックでタップさせたが、レフリーが乱入したカレンを見ていたため試合続行。最後は回転エビ固めを狙ったが、上からエビ固めに押さえこまれてフォール負け。4月17日、PPV「ロックダウン」でジャレットと3本勝負のケージマッチで対戦。1本目はアンクルロックで勝利。2本目はオリンピックスラムで担ぎ上げたところを回転エビ固めに切りかえされてフォール負け。3本目は、ジャレットが金網の外に出る寸前でアンクルロックに捕獲したが、セコンドのカレンが金網の扉を閉めるとアンクルの頭部を直撃。金網から脱出されて敗れた。5月15日、PPV「サクリファイス」でチャイナと組んでジャレット、カレン組と対戦。チャイナがアンクルロックでカレンに勝利。6月12日、PPV「スラミバーサリー」でジャレットと対戦。アンクルロックで勝利。8月7日、PPV「ハードコアジャスティス」のメインでスティングのTNA王座に挑戦。イス攻撃からのオリンピックスラムで勝利してTNA世界ヘビー級王座を獲得した。9月11日、PPV「ノーサレンダー」でスティング、アンダーソンを相手に防衛戦。場外でホーガンにスプレーを顔面に吹きかけられて目が見えなくなったスティングがリング上でレフリーをスコーピオン・デスドロップにとらえようとした瞬間にアングルがローブローからのオリンピックスラムを決めて勝利。10月16日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でボビー・ルードを相手に防衛戦。右太ももをケガしていたため大苦戦したが、オリンピックスラムで勝利。10月18日、ジェームス・ストームを相手に防衛戦。ラストコール(スーパーキック)に敗れて王座転落。12月11日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でジェームス・ストームと対戦。ムーンサルトプレスをかわされた直後にラストコールをくらってフォール負け。

2012

12年1月8日、PPV「ジェネシス」でジェームス・ストームと対戦。ラストコールをレフリーを盾にしてかわし、急所蹴りからの顔面へのキックでフォール勝ち。3月18日、PPV「ヴィクトリーロード」でジェフ・ハーディーと対戦。スワントーンボムをくらった瞬間に上になり、ロープをつかんでのフォールをして、3カウントが入って勝利。4月15日、PPV「ロックダウン」で、ジェフを相手に金網マッチで大熱戦を展開。ツイスト・オブ・フェイトからスワントーンボム2連発をくらったがカウント2で返した。必殺のアングルスラムを決めたがカウント2で返されて、逆にアングルスラムをくらってしまい、最後は金網最上段からのスワントーンボムに敗れた。5月13日、PPV「サクリファイス」でAJスタイルズと対戦。アンクルロックで勝利。6月10日、PPV「スラミバーサリー」でAJスタイルズと組んダニエルズ、カザリアン組のタッグ王座に挑戦。アングルがアンクルロックでカザリアンに勝利。TNA世界タッグ王座を獲得した。6月28日、ダニエルズ、カザリアン組に敗れてタッグ王座から転落。7月8日、PPV「ディスティネーションX」でサモア・ジョーと対戦。スリーパーホールドに敗れた。8月12日、PPV「ハードコア・ジャスティス」でダニエルズ、サモア・ジョー、AJスタイルズを相手にラダーマッチで対戦。AJの勝利に終わった。9月9日、PPV「ノーサレンダー」でAJと組んでダニエルズ、カザリアン組のタッグ王座に挑戦。大技が飛び交う大激戦を展開。AJがスタイルズクラッシュの体勢になったが、場外にいたダニエルズになにかを顔面にぶつけられ、直後にカザリアンのスクールボーイにフォール負け。10月14日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でAJと組んでタッグ王者のダニエルズ、カザリアン組、チャボ・ゲレロ、ヘルナンデス組とタッグ王座戦。チャボ・ゲレロがフロッグスプラッシュでダニエルズに勝利したため王座奪取に失敗した。11月11日、PPV「ターニングポイント」でディーボンと対戦。アンクルロックで勝利。12月9日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でサモア・ジョー、ギャレット・ビショフ、ウェス・ブリスコと組んでエースズ&エイツのディーボン、DOC、覆面の2人組と対戦。アングルがアングルスラムで覆面の1人に勝利した。

2014

14年9月、TNAを離脱。

2015

15年1月にTNAで現役復帰。1月31日、ラシュリーをアンクルロックで破りTNA世界ヘビー級王座を獲得した。6月25日、イーサン・カーター3世に敗れて王座転落。10月4日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でエリック・ヤングを相手にノーDQマッチ。アンクルロックで勝利。

2016

16年1月31日の試合を最後にTNAを退団。6月12日、RPWのロンドン・ヨークホール大会でザック・セイバー・ジュニアと対戦。アンクルロックで勝利。8月27日、NEWのニューヨーク州ワッピンガーズ・フォールズのダッチェス球場大会でコーディ・ローズと対戦。クロスローズに敗れた。

2017

17年3月3日、NEWのコネチカット州ウォーターバリー大会でコーディを相手に金網マッチで対戦。スモールパッケージホールドにフォール負け。10月22日、PPV「TLC」で11年ぶりにWWE公式戦に復帰。メインの3対5のTLCマッチに登場。アンブローズロリンズと組んでミズ、ケイン、セザーロシェーマス、ストローマン組と対戦。試合途中で負傷したアングルが途中退場するなど苦戦を強いられたが、ストローマンとケインの仲間割れに加え、アングルの再登場で反撃に転じると、3人が連携した「オリンピック・シールド・ボム」でミズに勝利した。10月22日、PPV「TLC」のメインでアンブローズ、ロリンズと組んでミズ、ケイン、セザーロ、シェーマス、ストローマン組とTLCマッチ。トリプルパワーボムを決めてミズに勝利。

2018

18年4月8日、PPV「レッスルマニア」でロンダ・ラウジーと組んでHHH、ステファニー・マクマホン組と対戦。ラウジーがアームバーでステファニーに勝利。10月8日、バロン・コービンGM代理がWWEワールドカップ出場をかけてRAWで無名の選手ばかりを集めたバトルロイヤルを開催。コービン圧勝で終わるかに見えたが、全身金色のマスクマンのコンキスタドールが勝利。試合後にマスクを脱いだその正体はカート・アングルだった。11月2日、サウジアラビアで行われたPPV「クラウンジュエル」でのWWEワールドカップ1回戦でドルフ・ジグラーと対戦。ジグザグに敗れた。

2019

19年4月7日、PPV「レッスルマニア」でバロン・コービンを相手に引退試合。ムーンサルトプレスをかわされた直後にエンド・オブ・デイズをくらってフォール負け。

2020

20年4月15日、WWEが28人もの大量解雇を発表。アングルもリストに含まれていた。複数の米メディアは新型コロナウイルスの影響による減収を受け、WWEビンス・マクマホン会長がコスト削減のために決断したと一斉に報じた。