レスラーノート

クリスチャン・ケージ

CHRISTIAN CAGE

本名:ジェイソン・リゾ
1973年11月30日
カナダ・オンタリオ州キッチェナー出身
188cm 107kg

タイトル歴
NWA世界ヘビー
WWF世界タッグ
SSWタッグ
WWF世界ライト
WWEインターコンチネンタル
WWFヨーロピアン
CCWタッグ
ECW世界ヘビー
世界ヘビー(WWE)
インパクト世界王座
得意技
キル・スイッチ(アンプリティアー)

オンタリオ州のオレンジビルで育つ。94年、親友のアダム・コープランド(後のエッジ)の影響でトロントにあるロン・ハッチソンのサリーズジムに入り、95年6月にデビュー。俳優のニコラス・ケイジとクリスチャン・スレーターからつけたリングネームだった。96年にアダムとスーサイド・ブロンズを結成し、SSWタッグ王座を獲得。98年1月、ジェイの名で、アダムと共にカナディアンロッキーズとして新東京プロレスに来日。2月11日、石川県産業展示館大会でタッグ王座決定トーナメントに参戦。1回戦で川畑、松崎組と対戦。18分55秒、ジェイがロッキープレスで松崎に勝利。同日の決勝でバッドニュース・アレンジェリー・モロー組と対戦。26分20秒、アダムがフェイスクラッシャーでモローに勝利し、CCWタッグ王座を獲得した。その後WWFと契約。先にWWFと契約していたエッジの兄弟役としてクリスチャンの名で9月にリング登場。10月18日、TAKAみちのくを破りWWF世界ライトヘビー級王座を獲得。 99年から00年にかけて「エッジ&クリスチャン」としてハーディーズ(ジェフ・ハーディーマット・ハーディー)やダッドリーズと共にタッグ戦線で大活躍した。エッジとのコンビでWWFタッグ王座を7回獲得している。

2001

01年9月に仲間割れしたエッジからWWFインターコンチネンタル王座を獲得。10月30日にヨーロピアン王座も獲得。

2002

02年3月にスマックダウン所属。6月にランス・ストームと組んで反アメリカ軍を結成。テストも加わって7月にロウに移籍した。9月に反アメリカ軍が解散。クリス・ジェリコと組むようになり、10月にWWE世界タッグ王座を獲得。

2003

03年1月24日、国立競技場代々木第一体育館でのWWEの日本公演に来日し、ロブ・バン・ダムと対戦。11分15秒、ファイブスター・フロッグスプラッシュに敗れた。25日の大会では、スコット・スタイナーと対戦。11分16秒、スタイナー・リクライナーに敗れた。

2004

04年2月7日、さいたまスーパーアリーナでのWWEの日本公演でザ・ハリケーンと対戦。アンプリティアーをかわされて、13分24秒、シャイニング・ウィザードに敗れた。03年から04年3月にかけてトリッシュをかけてのクリスジェリコとの抗争劇が続く。

2005

05年11月にWWEを退団。11月13日にTNAにクリスチャン・ケージの名で登場。

2006

06年2月13日、ジェフ・ジャレットを破りNWA世界ヘビー級王座を獲得。モンティ・ブラウン、アビスを相手に防衛を重ねた。6月18日、スティング、アビス、ロン・キリングス、ジェフ・ジャレットとキングオブマウンテンマッチ(ハシゴを上りベルトを天井に吊るせば勝利。3カウントかギブアップを奪われると3分間リング外の檻で待機)で対戦し、ジェフ・ジャレットに王座を奪われた。8月にヒールに転向。

2007

07年1月14日、アビス、スティングを3WAYイリミネーションマッチで破りNWA世界王座2度目の獲得。2月12日にカート・アングルと防衛戦。トムコを乱入させて勝利。3月11日にサモア・ジョーと防衛戦。必殺のコキーナ・クラッチを決められるが、ロープに足をかけるとジョーの両肩がマットについてしまい、そのままフォール勝ち。その後も快調に王座を防衛していたが、TNAが独自のベルトを作ることになりNWAとの契約を解除。5月13日にクリスチャンはNWAから王座を剥奪された。クリスチャンは剥奪直後からTNA世界ヘビー級王者となる。この王座剥奪の同日にPPVが行われ、メインイベントのカート・アングル、スティングとのトリプルスレッドでのタイトル戦でアングルが勝利。しかしこの試合は後日、レフリーが正式ではなかったためコミッショナー判断で無効試合となり王座はキングオブマウンテンマッチで決定することになる。6月17日、クリス・ハリス、サモア・ジョー、AJスタイルズ、アングルと共にキングオブマウンテンマッチに出場し、惜しくもアングルに王座を奪われた。その後もTNAの中心選手となってアングルと抗争。

2008

08年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会に来日。第1試合でAJスタイルズ、ピーティー・ウィリアムスと組んでミラノコレクションA.T.プリンス・デヴィット組と対戦。せっかくの来日だったが、6人タッグということでクリスチャンの本来の持ち味は生かされなかった。試合終盤に稔にアンプリティアーを決め、助けに入ったデヴィッドにはピーティーのカナディアン・デストロイヤー。最後は10分25秒、AJのスタイルズクラッシュがミラノに決まって勝利した。1月6日、PPV「ファイナル・レゾリューション」のメインでカート・アングルのTNA王座に挑戦。試合終盤にAJスタイルズが乱入し、クリスチャンを救出すると見せかけてエルボー攻撃。直後にアングルのオリンピックスラムで敗れた。1月8日、TNA王座挑戦権をかけてAJスタイルズ、サモア・ジョーと対戦。ジョーはAJの持ったイスへキックし、場外へイスを落とす。イスを落とした行為をロープにもたれて試合を見ていなかったレフリーがチェック。イス攻撃でAJとクリスチャンを倒したとカン違いしたため、反則とみなされ脱落。最後はアンプリティアーでAJに勝利した。2月10日、PPV「アゲインスト・オール・オッズ」でカート・アングルに挑戦。乱入したトムコのトーチャーラック・ネックブリーカーをくらってフォール負け。10月12日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でブッカーT、AJスタイルズと3WAYマッチ。AJに雪崩式アンプリティアーを決めた直後にブッカーTにダイビング式のアックスキックをくらってフォール負け。10月23日の放送で、ブッカーTによるメインイベント・マフィアへの勧誘を拒否し、ブッカーTの持つレジェンドチャンピオンシップの挑戦を表明。11月9日、PPV「ターニングポイント」でブッカーTと対戦。テキサス・クローバーホールドを決めたがセコンドのシャーメルがエプロンに上がって挑発したため技を外してシャーメルと口論。最後は後方回転エビ固めを切り返されてのエビ固めにフォール負け。メインイベント・マフィアに加入が決定。11月13日の放送の最後でメインイベント・マフィアたちに「WWEに移籍するうわさを聞いた」と言われて袋叩きにあった。この登場を最後にTNAを離脱。

2009

09年2月10日、ECW(WWE版)に登場。必殺技のアンプリティアーの名称がキル・スイッチに変わった。ECW王者のジャック・スワッガーとノンタイトル戦で対戦し、乱入したフィンレイの棍棒攻撃のアシストを受けてキル・スイッチでフォール勝ち。4月26日、PPV「バックラッシュ」でジャック・スワッガーのECW王座に挑戦。キル・スイッチで勝利してECW王座を獲得。5月17日、PPV「ジャッジメントデイ」でジャック・スワッガーを相手に防衛戦。後方回転エビ固めでフォール勝ちして防衛に成功。6月7日、PPV「エクストリーム・ルールズ」でトミー・ドリーマー、スワッガーを相手にトリプルスレットハードコアマッチで防衛戦。ドリーマーがスワッガーにフォール勝ちしたため王座転落。7月7日、日本武道館でのWWEの日本ツアーに来日し、ジャック・スワッガーとECW王者ドリーマーを相手にトリプル・スレット・マッチでの王座戦。10分48秒、ドリーマーがDDTでスワッガーに勝利したため王座獲得に失敗。7月8日にはドリーマーと組んでスワッガー、マーク・ヘンリー組と対戦。14分55秒、クリスチャンがキル・スイッチでスワッガーにフォール勝ち。7月26日、PPV「ナイト・オブ・チャンピオンズ」でドリーマーの王座に挑戦。キル・スイッチで勝利してECWヘビー級王座を獲得した。8月23日、PPV「サマースラム」でリーガルを相手に防衛戦。わずか8秒でキルスイッチを決めて勝利。9月13日、PPV「ブレイキング・ポイント」でリーガルを相手に防衛戦。キルスイッチで勝利。12月13日、PPV「TLC」でベンジャミンを相手にラダーマッチでの防衛戦。両者ともラダーマッチの巧者だけあって見ごたえのある熱戦を展開。実況席とエプロンの間に架けられたラダーの上に倒れたベンジャミンめがけてトップロープからのボディプレスを決め、ラダーを登ってベルトを獲得して防衛に成功した。

2010

10年1月31日、PPV「ロイヤルランブル」でエゼキエル・ジャクソンを相手に防衛戦。キルスイッチで勝利。2月16日、ECWの最後の放送のメインで、エゼキエル・ジャクソンを相手にエクストリームマッチで防衛戦。リーガルの乱入をキルスイッチで撃退したが、直後に机の上へのチョークスラムをくらってフォール負け。ECW王座から転落した。ECW終了後はRAWに登場。4月26日、ドラフトでスマックダウンに移籍。9月から大胸筋断裂のため長期欠場。

2011

11年3月に試合に復帰。5月1日、PPV「エクストリーム・ルールズ」で、エッジの引退によって空位となった世界ヘビー級王座を賭けてアルベルト・デル・リオを相手にラダー・マッチで対戦。大混戦を制してベルト獲得に成功。世界ヘビー級王座を獲得した。5月3日、ランディ・オートンを相手に防衛戦。RKOに敗れて王座転落。5月22日、PPV「オーバー・ザ・リミット」でオートンの世界ヘビー級王座に挑戦。オートンのバックドロップを一回転して防いだ瞬間にRKOをくらってしまいフォール負け。6月19日、PPV「キャピタル・パニッシュメント」でオートンの世界ヘビー級王座に挑戦。RKOに敗れた。7月17日、PPV「マネー・イン・ザ・バンク」でオートンの世界ヘビー級王座に挑戦。コーナーに追いつめられた際に唾を吐き、オートンが「激高」。レフリーの制止を無視した攻撃をくらい、最後は急所蹴りをくらって、オートンの失格判定での勝利。世界ヘビー級王座を奪回した。8月14日、PPV「サマースラム」でランディ・オートンを相手にノー・ホールズ・バード・マッチで防衛戦。両者ともにイスや竹刀、場外ステップ、ゴミ缶、机などの凶器を有効活用し、体を張った攻防を展開。最後はセコンドロープから飛びこんだ瞬間に、場外ステップ上への強烈なRKOをくらってフォール負け。王座転落。10月2日、PPV「ヘル・イン・ア・セル」でシェーマスと対戦。バイシクルキックに敗れた。10月23日、PPV「ヴェンジェンス」でシェーマスと対戦。スピアーを狙って走りこんだところにカウンターのブローグ・キックをくらってフォール負け。

2012

12年5月20日、PPV「オーバー・ザ・リミット」に出場。優勝者にはUS王座かインターコンチネンタル王座のいずれかに挑戦できる権利が与えられるバトルロイヤルに出場し、勝利。この大会でコーディ・ローズのインターコンチネンタル王座に挑戦。キル・スイッチで勝利してインターコンチネンタル王座を獲得。6月17日、PPV「ノーウェイアウト」でコーディ・ローズを相手に防衛戦。スピアーを決めてフォール勝ち。7月23日、ロウの放映1000回記念特番でミズを相手に防衛戦。スカル・クラッシング・フィナーレに敗れて王座転落。9月ごろ、肩を手術して長期欠場。

2013

13年6月17日、復帰。8月18日、PPV「サマースラム」でデル・リオの世界王座に挑戦。クロス・アームブリーカーに敗れた。8月26日、RAWでオートンとの試合中に脳震盪。この試合後、長期欠場。

2014

14年1月28日、スマックダウンで復帰。3月24日、RAWでデル・リオ、ジグラー、シェーマスとの4WAYマッチに勝利してインターコンチネンタル王座への挑戦権を獲得。しかし試合中に脳震盪を起こしたため、長期欠場。

2021

21年3月31日、AEWの放送でフランキー・カザリアンと対戦。キルスイッチで勝利。4月21日、AEWの放送でウィル・ホッブスと対戦。キルスイッチで勝利。5月19日、AEWの放送でマット・サイダルと対戦。キルスイッチで勝利。6月11日、AEWの放送でアンヘリコと対戦。キルスイッチで勝利。7月14日、AEWの放送でマット・ハーディーと対戦。キルスイッチで勝利。8月4日、AEWの放送でザ・ブレイドと対戦。スピアーで勝利。8月13日、AEWの放送(新番組「AEWランペイジ」の初回放送)でケニー・オメガのインパクト世界王座に挑戦。イスの上へのキルスイッチで勝利。インパクト世界王座を獲得した。8月20日、インパクトのPPV「エマージェンス」でブライアン・マイヤーズを相手に防衛戦。スピアーからのキルスイッチで勝利。9月5日、AEWのPPV「オール・アウト」でケニー・オメガのAEW世界王座に挑戦。雪崩式片翼の天使に敗れた。9月18日、インパクトのPPV「ビクトリーロード」でエース・オースチンを相手に防衛戦。キルスイッチで勝利。10月23日、インパクトのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でジョシュ・アレキサンダーを相手に防衛戦。アンクルロックに敗れて王座転落。

2022

22年3月4日、AEWの放送でイーサン・ペイジと対戦。キルスイッチで勝利。4月6日、AEWの放送でアダム・コールと対戦。ザ・ブームに敗れた。8月3日、AEWの放送でマット・ハーディーと対戦。キルスイッチで勝利。9月4日、PPV「オールアウト」でジャングルボーイと対戦。キルスイッチで勝利。