レスラーノート

タズ

TAZZ

本名:ピート・セネルシア
1967年10月11日
ニューヨーク・ブルックリン出身
175cm 109kg

通称
ヒューマン・スープレックス・マシーン
タイトル歴
WWF世界タッグ
WWFハードコア
ECW世界ヘビー
ECWTV
ECW世界タッグ
得意技
タズプレックス(スープレックス)
タズミッション(片羽絞め。ブルックリンのジュードースクールで習った)

イタリアン・アメリカンで、生粋のダウンタウン・ニューヨーカー。学生時代にはアマレスと柔道に熱中。ジュードーでは、ブラックベルトの3段を取得。ジョニー・ロッズのプロレススクールに入る。 85年6月にプエルトリコでデビュー。タズマニアック、ピート・タンジーローなどのリングネームで日本の団体にも出場する。タズマニアックは、毛皮を着たペイントレスラーだった。 92年4月にW★INGに初来日。 93年からECWで活躍。「ヒューマン・スープレックス・マシーン」の異名で活躍。ECWでは道場で若手をコーチした。12月にケビン・サリバンと組んでECW世界タッグ王座を獲得。 94年1月には北尾道場の旗揚げにピート・タンジーロの名で来日。 95年1月に平成維新軍の興行に参加。2月、サブゥーとのタッグでパブリックエネミーからECW世界タッグ王座を獲得。その後、サブゥーと抗争。

1997

97年4月13日、ECW初のPPV(ペイ・パー・ビュー)大会「ベアリー・リーガル」で、サブゥーと決着戦。17分48秒、タズミッションでレフリーストップ勝ち。6月6日、ECWの「レッスルパルーザ」でサブゥーと対戦。タズミッションを決めたが両肩がついていたためフォール負け。試合後に大荒れ。TV王者のシェーン・ダグラスと口論になり、ダグラスのTV王座と自らの欠場を賭けて試合開始。タズミッションで勝利してECW・TV王座を獲得した。8月17日、PPV「ハードコアヘブン」でクリス・キャンディードを相手に防衛戦。タズミッションで勝利。11月30日、PPV「ノーベンバー・トゥ・リメンバー」でピッドブル2号を相手に防衛戦。タズミッションで勝利。

1998

98年3月1日、ビガロを相手にECW・TV王座の防衛戦。背中に乗って絞めあげるタズを振りほどくためビガロが後方に倒れこんだところ、マットが派手に陥没。観客が騒然とする中、完全にマットに埋まったタズを引き上げてビガロのフォール勝ち。8月2日、ECWのPPV「ヒートウェイブ」でビガロと対戦。タズミッションで勝利。

1999

99年1月10日、PPV「ギルティ・アズ・チャージド」のメインでシェーン・ダグラスの王座に挑戦。タズミッションで勝利してECW世界ヘビー級王座を獲得した。3月21日、ECWのPPV「リヴィング・デンジャラスリー」のメインでサブゥーを相手に防衛戦。負傷していたサブゥーの顎を徹底的に痛めつけ、コーナーに立てかけた机へドラゴンスープレックスを決め、最後はタズミッションで勝利。5月16日、PPV「ハードコアヘブン」でクリス・キャンディードを相手に防衛戦。タズミッションで勝利。同大会のメインでババ・レイ・ダッドリーを相手に防衛戦。額から流血し、ディーボン・ダッドリーが乱入してダッドリー・デスドロップをくらうなど大苦戦したが、最後はタズミッションで勝利した。7月18日、PPV「ヒートウェイブ」でTAJIRIを相手に防衛戦。場外の花道で、ロープに立てかけた机の上へのフィッシャーマンズスープレックスを決め、有刺鉄線を巻きつけてのタズミッションで勝利。9月19日、PPV「アナーキー・ルールズ」で田中将斗マイク・オーサムを相手に3WAYでの防衛戦。オーサムのフロッグ・スプラッシュに敗れて王座転落。試合はオーサムがリング上の机へのカミカゼ・アッサムボムで田中に勝利した。11月7日、PPV「ノーベンバー・トゥ・リメンバー」でRVDのTV王座に挑戦。ファイブスターフロッグスプラッシュに敗れた。その後、WWFに登場。

2000

00年1月のデビュー戦でいきなりカート・アングルから勝利を奪い、アングルの連勝記録にストップをかけた。4月13日にECWに一時的に復帰して、ECW世界ヘビー級王座を獲得。4月18日にベルトを巻いてHHHの世界王座に挑戦し、敗退した。4月22日、ECWアリーナでの「サイバースラム」でトミー・ドリーマーを相手に防衛戦。DDTに敗れてECWヘビー級王座から転落した。

2002〜

02年に首を負傷してリングから遠ざかる。WWEのスマックダウンの解説者として活躍。06年からWWE版ECWの解説者となる。09年3月31日付でWWEを離脱。7月19日、PPV「ビクトリーロード」でのサモア・ジョースティング戦で、スティングがスコーピオンデスロックを決めたところで登場。それに気をとられたスティングにサモア・ジョーがコキーナクラッチで勝利。試合後にリング上でサモア・ジョーと握手した。20年、AEWでブライアン・ケイジのマネージャーとして活動。7月2日(放送は7月8日)、ブライアン・ケイジに自らのFTW王座を授与した。21年12月10日、AEWの放送で息子のフックがAEWでデビュー。