ダークロHP / レスラーノート

スネーク奄美

本名:栄勇
1951年5月25日
鹿児島県奄美大島出身
174cm 92kg

中学卒業前に日本プロレスの門を叩くが体が小さいために門前払いを食らってしまう。中学卒業後に大相撲の井筒部屋に入門するが廃業。その後高校に入学しアマレスに打ち込み全日本選手権と国体を制覇。72年に営業社員として国際プロレスに入社。アマレス王者の経歴を活かして73年1月にレスラーとしてデビュー。74年に奄美大島出身だったことからハブをイメージしてスネーク奄美に改名。前座で活躍。81年4月30日、脳腫瘍のため死去。
国際プロレスのスネーク奄美がケガをし、再起を危ぶまれているという。
一九七九年の8・26「プロレス夢のオールスター戦」における、荒川真対スネーク奄美の試合は実に見応えがあった。
荒川真の明るく激しいがむしゃらファイトに対し、その名のとおりヘビのごとくに体をくねらせ、何度場外に飛ばされてもリングへ戻り、何度関節をきめられてもヌルリと抜けて見せ、最後には荒川の原爆固めをまともにくってフォールされ、満員の武道館の観客を十分に満足させ、「プロレス夢のオールスター戦」の前座を立派につとめた。
あのように、肉体に負担を与える試合ぶりは、いつか大ケガに見舞われる宿命を持つプロレスであったかもしれない。
流血や凶器なしの前座試合は、人間の知恵と体の正味の力でもっている。その恐さを感じさせる、スネーク奄美のケガ事件であった。
国際プロレスのマットに、スネーク奄美というぜいたくな前座レスラーが存在した、そのことは過激な観客としても胆に銘じておきたいと思う。
村松友視『当然、プロレスの味方です』より

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