レスラーノート

スティング

STING

本名:スティーブ・ボーデン
1959年3月20日
カリフォルニア州ベニスビーチ出身
192cm 125kg

通称
ザ・スコーピオン
オペラ座の怪人
タイトル歴
NWA世界ヘビー
WCW・USヘビー
WCW世界タッグ
WCW・TV
WCW世界ヘビー
UWF世界タッグ
TNA世界ヘビー
得意技
スコーピオン・デスロック
ダイビング・ラリアット
スコーピオン・デスドロップ(裏DDT)
スティンガースプラッシュ(コーナーにいる相手にボディアタック)

WCWではトップのベビーフェイスとして、金髪を逆立て、カラフルなコスチュームと派手な顔のペイントで活躍した。運動量の多い、迫力あるレスリングスタイルだった。大学卒業後、南カリフォルニアの「ゴールド・ジム」に入会。当時そこでインストラクターをしていたジム・ヘルウィッグ(アルティメット・ウォリアー)と意気投合し、85年にフリーダム・フォースを結成してカリフォルニアのインディ団体「Power Team USA」でプロレスデビュー。86年にPower Team USAが解散し、はチーム名をブレード・ランナーズとし、ヒールに転向。ヘルウィッグはロック、ボーデンはフラッシュと名のった。その後、南部のUWFで活躍し、スティングに改名。ヘルウィッグはUWFを離脱したが、スティングは残った。7月にエディ・ギルバートと組んでUWF世界タッグ王座を獲得した。 87年4月にリック・スタイナーと組みUWF世界タッグ王座を獲得。同年夏に再びベビーフェイスとなり、NWA(後のWCW)マットで活躍。 88年3月27日、「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」でのタイトル戦で王者のリック・フレアーと45分の時間切れ引分けを演じて脚光を浴びる。 89年6月5日、全日本プロレスの日本武道館大会に初来日。この1試合きりの全日本プロレス登場で、ダニー・スパイビーと対戦。7分39秒、首固めにフォール負け。 90年7月にはリック・フレアーを破り第73代のNWA世界ヘビー級王者となる。 91年1月にフレアーに敗れて王座から転落。3月21日、新日本プロレスの東京ドーム大会でグレート・ムタと対戦。11分41秒、ダイビング・ボディアタックに敗れた。8月25日に王座決定トーナメントでアーン・アンダーソンダイヤモンド・スタッドスティーブ・オースチンを破りUSヘビー級王座を獲得した。 92年2月29日、レックス・ルガーをフライングボディプレスで破りWCW世界ヘビー級王座を獲得。11月22日、新日本プロレスの両国国技館大会でグレート・ムタのIWGPヘビー級王座に挑戦。16分4秒、ムーンサルトプレスに敗れた。 93年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会で馳浩と対戦。15分31秒、飛びつき式DDTからのダイビング・ボディプレスで勝利。3月にWCW世界ヘビー級王座を獲得。5月3日、新日本プロレスの福岡ドーム大会でスコット・ノートンと対戦。9分16秒、ノートンが額から大流血し、レフリーが試合を止めて無効試合となった。 94年4月17日、WCWインターナショナル王座を獲得。5月1日、新日本プロレスの福岡ドーム大会でリック・ルードを相手に防衛戦。22分48秒、ダイビング・ニードロップに敗れて王座転落。後にベルトを凶器として使ったことが判明して王座防衛。

1995

95年1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会での格闘技トーナメントに参加。失笑モノの格闘家トニー・パルモラに4分29秒、スコーピオン・デスロックで勝利し、決勝戦でアントニオ猪木と対戦。1回戦のジェラルド・ゴルドーとの対戦で左足を剥離骨折した猪木は、入場時にうずくまるなどグロッキー状態。試合は10分26秒、猪木のチョークスリーパーで終わったが、スティングにとって終始やりにくそうな試合展開だった。

1996

96年にレックス・ルガーとのタッグでハーレム・ヒートを破りWCW世界タッグ王座を奪取。9月19日、新日本プロレスの岡山県体育館大会での日米対抗スーパースターズ・トーナメント1回戦で蝶野正洋と対戦。11分4秒、首固めで勝利。9月21日、後楽園ホールでの2回戦で越中詩郎と対戦し、9分57秒、前方回転エビ固めに敗れた。その後コスチュームを一新し、オペラ座の怪人もどきの白黒ペイントでNWOと抗争をくり広げる一匹狼となる。

1997

97年12月28日、NWOのボスでWCW世界ヘビー級王者のハルク・ホーガンと対戦。スティングが3カウントを取られたが、ブレット・ハートが「カウントが早い」とクレームをつける。再試合になって、スティングがスコーピオン・デスロックで勝利してWCW世界ヘビー級王座を獲得した。疑惑の試合となったため王座を剥奪。

1998〜2005

98年2月22日にPPV「スーパーブロール」でハルク・ホーガンと再試合。乱入したランディ・サベージがホーガンの後頭部にスプレー缶を一撃。ダウンしたホーガンにスティングがフォール勝ちしてWCW世界ヘビー級王座を獲得した。NWO加入が噂されたが、NWO分裂後、ルガーと共にケビン・ナッシュ率いるウルフパックに合流。WWFから来たブレット・ハートに敗れ長期欠場し、復帰後は白黒ペイントにリターン。WCW崩壊後はWWFに移籍しなかった。その後はインディ団体を転戦。

2003

03年6月18日、TNAの放送でジェフ・ジャレットと組んでAJスタイルズ、シックス・パック組と対戦。ジャレットが雪崩式ストロークでスタイルズに勝利。11月5日、TNAの放送でジェフ・ジャレットのNWA世界ヘビー級王座に挑戦。イス攻撃をくらって反則勝ち。規定により王座奪取に失敗した。11月12日、TNAの放送でAJスタイルズと組んでレックス・ルガー、ジェフ・ジャレット組と対戦。ルガーのトーチャー・ラックをスタイルズが決められたが、スティングがバットでルガーの腹を突き、スタイルズがルガーにフォール勝ち。12月17日、TNAの放送でジェフ・ジャレットと対戦。スコーピオン・デスロックを決めたところでセコンドが乱入。その隙にジャレットがギターを手に取ったが、AJスタイルズがギターを奪い、スコーピオン・デスドロップで勝利。

2006

06年1月15日、PPV「ファイナル・レゾリューション」でTNAに登場し、クリスチャン・ケージと組んでジェフ・ジャレット、モンティ・ブラウン組と対戦。スティングがスコーピオンデスドロップでジャレットに勝利。4月13日、TNAの放送でエリック・ヤングと対戦。スコーピオンデスドロップで勝利。5月14日、TNAのPPV「サクリファイス」でサモア・ジョーと組んでスコット・スタイナー、ジェフ・ジャレット組と対戦。ジョーがマッスルバスターでジャレットに勝利。6月8日、TNAの放送でスコット・スタイナーと対戦。ジェフ・ジャレットが乱入して反則勝ち。8月13日、TNAのPPV「ハードジャスティス」でジェフ・ジャレットのNWA世界ヘビー級王座に挑戦。乱入したスコット・スタイナーに羽交締めにされてジャレットがギターを手にトップロープに上がったところで、クリスチャンが救出に登場し、2人を撃退。スティングがダイビング・ボディプレスで飛んだが、まさかの裏切りを見せたクリスチャンにギターで頭を殴られて、そのままフォール負け。10月22日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」で引退をかけてジェフ・ジャレットのNWA世界ヘビー級王座に挑戦(レフリーはカート・アングル)。ギターで頭を殴られたが微動だにせずスコーピオンデスロックで勝利。NWA世界ヘビー級王座を獲得した。11月19日、TNAのPPV「ジェネシス」でアビスを相手に防衛戦。場外のステージから有刺鉄線が敷き詰められた台の上にアビス落としたが、その前に制止するレフリーをラリアットで倒していたため反則負けして王座転落。11月23日、TNAの放送でクリスチャン・ケージと対戦。トムコが乱入してノーコンテスト。12月10日、TNAのPPV「ターニング・ポイント」でクリスチャン・ケージ、NWA世界ヘビー級王者のアビスを相手に3WAYでの王座戦。アビスのブラックホールスラムにスティングが敗れた。12月21日、TNAの放送でカザリアンと対戦。スコーピオンデスドロップで勝利。

2007

07年11月14日、TNAのPPV「ファイナル・レゾリューション」でクリスチャン・ケージ、NWA世界ヘビー級王者のアビスを相手に3WAYでの王座戦。クリスチャンのフロッグスプラッシュにスティングが敗れた。2月11日、TNAのPPV「アゲインスト・オール・オッズ」でアビスとプリズンヤードマッチ(リング上に置かれた巨大な檻の中に入れたら勝利)。有刺鉄線ボードが置かれた机の上へのパワーボムを決めて檻に入れて勝利。3月11日、TNAのPPV「ディスティネーションX」でアビスとラストライツマッチ。2脚のイスの上に石の板(墓標)を置いてアビスが雪崩式ブレーンバスターを狙ったが、反撃してその上に落下させて、棺桶に入れて勝利。4月26日、TNAの放送でクリスチャン・ケージのNWA世界ヘビー級王座に挑戦。カート・アングルが乱入してクリスチャンを攻撃して反則負け。5月13日、TNAのPPV「サクリファイス」でカート・アングル、NWA世界ヘビー級王者のクリスチャン・ケージを相手に3WAYでの王座戦。スティングがスクールボーイでクリスチャンをフォールし、スティングのフォール勝ちかと思われたが、アングルがスティングにアンクルロックを決めて勝利。5月17日(収録は5月14日)、TNAの放送でTNAとNWAの業務提携終了に伴い、TNA世界ヘビー級王座が新設。同番組の最後でカート・アングルが疑惑の判定だったためTNA王座を剥奪されて空位となった。5月24日、TNAの放送でサモア・ジョーと対戦。クリストファー・ダニエルズにバットを渡されたが使うのを拒否。場外からダニエルズに背中をバットで殴られて、サモアン・ドロップに敗れた。5月31日、TNAの放送でのライノ対クリストファー・ダニエルズ戦で、ダニエルズの入場時に襲いかかり延々と場外で攻撃し続けてKOさせて試合をノーコンテストにさせた。6月17日、TNAのPPV「スラミバーサリー」でクリストファー・ダニエルズと対戦。スコーピオン・デスドロップで勝利。7月26日、TNAの放送でロバート・ルードと対戦。スコーピオン・デスドロップで勝利。8月30日(収録は27日)、パートナー決定4WAYマッチで勝利してカート・アングルが1人で保持していたTNA世界タッグ王座を獲得。9月9日、TNAのPPV「ノーサレンダー」でパックマン・ジョーンズ、ロン・キリングス組を相手にタッグ王座の防衛戦。キリングスのヘッドロックで動きが止まったカートを心配してカレン・アングルがリングサイドに登場し、カットに入らないスティングを非難して張り手。スティングがバックステージを指差した拍子に手が顔に当たったのかカレンがダウン。タッチして交代後、リング下でダウンしたカレンを見てカートが怒り、スティングにオリンピックスラム。そのままパックマンにスティングがフォール負けして王座転落。10月14日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でカート・アングルのTNA世界ヘビー級王座に挑戦。バットで殴打した後にスコーピオンデスドロップを決めて勝利。TNA世界ヘビー級王座を獲得。10月16日にアングルと再戦。レフリーが気絶した時にオリンピックスラムをくらい、セカンドレフリーのアル・ヘブナーが登場してカウント3を数えた。レフリーとセカンドレフリーの間で口論となったが、試合後にコミッショナーのジム・コルネットの判断でスティングは王座転落となった。さらにコルネットは、アングル、ナッシュ対スティング、スティングの選んだパートナーでタッグ戦を行ない、フォールを奪った者に王座を与えることを宣言した。10月25日、TNAの放送でカート・アングルを相手に防衛戦。スコーピオン・デスロックを決めたところでケビン・ナッシュがエプロンに上がり、技を解いて詰め寄るが、アングルのタックルをくらい、間に挟まれたレフリーが気絶。直後にオリンピックスラムをくらって第2レフリーが3カウントを取り王座転落。試合後、レフリー同士で口論。放送の最後でジム・コルネットがアングルを王者として認定した上で次のPPVのタッグマッチの勝者が王座を獲得すると発表した。11月11日、TNAのPPV「ジェネシス」でブッカーTと組んでカート・アングル、ケビン・ナッシュ組と対戦。アングルのオリンピックスラムにスティングが敗れた。この試合を最後に長期欠場。

2008

08年3月27日、TNAのテレビ番組「インパクト」初の生放送でリング復帰。黒バットを振り回してトムコAJ、チーム3Dを蹴散らしてチームクリスチャンに入る。メインでチームクリスチャン対チームトムコの8人タッグマッチに出場。ディーボンにスコーピオンデスロックをかけて勝利した。4月3日、TNAの放送でジェームズ・ストームと対戦。スコーピオン・デスドロップで勝利。5月8日、TNAの放送でジェームズ・ストームとノーDQマッチ。スコーピオン・デスドロップで勝利。8月10日、TNAのPPV「ハードジャスティス」でのAJスタイルズ対カート・アングル戦の試合後に登場し、勝利したスタイルズにスコーピオン・デスロックを決めた。10月12日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」のメインでTNA王者のサモア・ジョーに挑戦。リングサイドにいたケビン・ナッシュがバットでジョーを殴り、すぐにスティングがスコーピオン・デスドロップでフォール勝ち。TNA世界ヘビー級王座を獲得した。同月にカート・アングル、ブッカーT、ケビン・ナッシュとメインイベント・マフィアを結成。11月9日、TNAのPPV「ターニングポイント」のメインでAJスタイルズを相手に防衛戦。オーバーヘッドキックをかわしてから、飛びついて片エビ固めに押さえこんで勝利。この大会ではメインイベント・マフィアが全ての試合に勝利する結果になった。11月13日、TNAの放送でジェイ・リーサルを相手に防衛戦。スコーピオン・デスドロップで勝利。12月4日、TNAの放送でライノとノンタイトルマッチ。スコーピオン・デスロックを決めようとしたところで、場外でのAJとアングルの乱闘に気をとられて、技を外して様子をうかがう。振りかえったところにゴアをくらってフォール負け。12月7日、TNAのPPV「ファイナル・レゾリューション」でブッカーT、ケビン・ナッシュ、スコット・スタイナーと組んでAJスタイルズ、サモア・ジョー、チーム3D組と対戦。負ければAJにTNA王座を奪われる試合だった。ジョーにマッスルバスターで担ぎあげられたが、ナッシュがジョーの背後からローブローを決めて脱出。直後にスコーピオンデスドロップでジョーにフォール勝ち。12月18日、TNAの放送でケビン・ナッシュと組んでAJスタイルズ、サモア・ジョー組と金網マッチ。スタイルズに金網を脱出されて敗れた。試合後、金網の中でメインイベント・マフィアのナッシュ、アングル、スコット・スタイナー、ブッカーTがジョーを痛めつけた。

2009

09年1月11日、PPV「ジェネシス」でライノを相手に防衛戦。ゴアをかわした直後にスコーピオンデスドロップを決めてフォール勝ち。1月15日、TNAの放送でヘルナンデスを相手に防衛戦。セコンドが乱入して反則負け。2月8日、PPV「アゲインスト・オール・オッズ」のメインでアングル、ブラザー・レイ、ブラザー・ディーボンを相手に防衛戦。スコーピオン・デスドロップでレイにフォール勝ちして防衛に成功。徐々にアングルとの間に不協和音が生じていき、2月19日にはアングルと無観客試合で対戦。メインイベントマフィアの他のメンバーが止めに入り試合は中止。握手した時、アングルにつばを顔に吐かれ、不穏な空気を残した。3月15日、PPV「ディスティネーションX」のメインでアングルを相手に防衛戦。ムーンサルトプレスをカウント2で返すなど熱戦を展開。スコーピオン・デスドロップはカウント2で返されたが、スコーピオンデスロックを完全に決めてアングルはタップ。しかし直前にアングルのラリアット誤爆でレフリーのジャレットが倒れていたため試合続行。終盤でアングルがジャレットにつばを吐いて殴ったが、ジャレットもパンチで反撃。ふらついたところにスコーピオン・デスドロップを決めてフォール勝ちし、防衛に成功。4月2日、TNAの放送でサモア・ジョーと対戦。ジョーがレフリーを暴行して反則勝ち。4月19日、PPV「ロックダウン」での金網マッチでキャクタス・ジャックを相手に防衛戦。金網から先に脱出されて王座転落。5月21日、TNAの放送でエリック・ヤングと対戦。スコーピオン・デスロックで勝利。5月24日、PPV「サクリファイス」のメインでフォーリー、ジャレット、アングルと対戦。ミックはベルト、アングルはMEMのボスの地位、スティングは引退、ジャレットはTNAでの指揮権を賭けての対戦となった。ジャレットがアングルをイスの上への雪崩式フェイスバスターでたたきつけた直後、すかさずスティングがアングルを片エビ固めにフォールして勝利。スティングがMEMのボスに就任。その後、MEMを追放された。6月11日、TNAの放送でカート・アングルと対戦。スコーピオン・デスドロップを決めたが、レフリーがエプロンに立ったマット・モーガンに気を取られていたためカウントが数えられずに試合続行。オリンピックスラムに敗れた。6月21日、TNAのPPV「スラミバーサリー」でマット・モーガンと対戦。コーナーへの突進をかわして、セカンドロープに乗ってのスコーピオン・デスドロップで勝利。7月16日、TNAの放送でカート・アングルと金網マッチ。サモア・ジョーが乱入してノーコンテスト。7月19日、TNAのPPV「ビクトリーロード」でサモア・ジョーと対戦。スコーピオンデスロックを決めたところでタズが登場。それに気をとられていたところに、11分36秒、コキーナクラッチに敗れた。8月6日、TNAの放送でブルータス・マグナスと対戦。スコーピオン・デスロックで勝利。8月16日、TNAのPPV「ハード・ジャスティス」でマット・モーガン、TNA王者のカート・アングルを相手に3WAYでの王座戦。モーガンがバイシクルキックを決めたが、レフリーが場外にいたためカウントが遅れ、さらに3カウント直前でアングルに足を引っぱられてレフリーが場外に転落。アングルにイスで殴られてモーガンがフォール負け。9月3日、TNAの放送でTNA王座挑戦者決定トーナメントに参戦し、準決勝でライノと対戦。ゴアをかわした直後にスコーピオン・デスドロップで勝利。同日の決勝でヘルナンデスと対戦。場外でホミサイドに乱入されて反則勝ち。9月20日、TNAのPPV「ノーサレンダー」でマット・モーガン、AJスタイルズ、TNA王者のカート・アングルと4WAYでの王座戦。ヘルナンデスが王座挑戦権を行使して5WAYマッチになったが場外戦で乱入したエリック・ヤングのパイルドライバーをくらって早々に離脱。モーガンがバイシクルキックをアングルに決めて、スティングに向かって突進してきたがよけて場外に転落させて、スタイルズに勝利を託し、場外のモーガンにボディアタック。スタイルズがスワンダイブ式450°スプラッシュでアングルに勝利。10月18日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でAJスタイルズのTNA王座に挑戦。スコーピオン・デスドロップ、スティンガースプラッシュ、スコーピオン・デスドロップ、スコーピオン・デスロックとたたみかけて王者を追いつめたが、最後はスワンダイブ式のボディプレスに敗れた。

2010

10年3月8日、TNAが放送時間をWWEと同時間に変更した最初の大会で久しぶりに復帰。第1試合のAJ、フレアー組対ホーガン、アビス組の試合中に場内が暗転し、照明がつくとリングにバットを持って登場。ホーガンとアビスを攻撃し、突如ヒール転向。試合を無効試合に終わらせた。この大会でRVDと対戦。ローリングサンダーで開始直後にフォール負け。試合後にRVDをバットで攻撃し続けたがホーガンに止められ、ホーガンにバット攻撃した。5月16日、PPV「サクリファイス」でジェフ・ジャレットと対戦。入場前のバックステージでジャレットを襲撃。場外で痛めつけ、試合開始直後にスコーピオン・デスドロップで勝利。6月13日、PPV「スラミバーサリー」でRVDのTNA王座に挑戦。RVDのボディアタックが誤爆してレフリーがダウンした隙をついて、バット攻撃で優位に立つが、乱入したジェフ・ジャレットにバットを奪われ逆に攻撃されてダウン。最後はファイブスター・フロッグスプラッシュに敗れた。9月5日、PPV「ノーサレンダー」でナッシュと組んでジャレット、サモア・ジョー組と対戦。ジョーのコキーナクラッチにスティングが敗れた。10月にTNAを離脱。

2011

11年2月24日(3月3日の放送)、TNAに突如復帰し、ジェフ・ハーディーのTNA王座に挑戦。トップロープに座ったジェフにスコーピオンデスドロップを決め、直後にリング中央でのスコーピオンデスドロップで勝利。TNA世界王座を獲得した。3月13日、PPV「ヴィクトリーロード」のメインでジェフ・ハーディーを相手に防衛戦。1分ほどで試合らしい攻防もないままスコーピオンデスドロップ1発で勝利。4月17日、PPV「ロックダウン」でRVD、アンダーソンを相手に防衛戦。試合終盤に場外のホーガンが鉄パイプをRVDに渡したが、RVDはそれを投げ捨て。拾ったアンダーソンが背後から鉄パイプでRVDを殴りつけ、リング中央に引きずってフォールを狙おうとしたところに、スティングが背後からスコーピオンデスドロップを決めてフォール勝ちした。5月15日、PPV「サクリファイス」のメインでRVDを相手に防衛戦。スコーピオン・デスドロップで勝利。6月12日、PPV「スラミバーサリー」でミスター・アンダーソンを相手に防衛戦。ローブローからのマイクチェックに敗れて王座転落。7月11日、アンダーソンに勝利して王座奪回。8月7日、PPV「ハードコアジャスティス」のメインでカート・アングルを相手に防衛戦。イス攻撃からのオリンピックスラムに敗れて王座転落。9月11日、PPV「ノーサレンダー」で王者のアングル、アンダーソンを相手に王座戦。場外でホーガンにスプレーを顔面に吹きかけられ、目が見えなくなったために誤ってリング上でレフリーをスコーピオン・デスドロップにとらえようとした瞬間に、アングルのローブローからのオリンピックスラムをくらって敗れた。9月12日、リック・フレアーと対戦。スティンガー・スプラッシュからのスコーピオンデスロックで勝利。10月9日、モンテレイでのAAAのビッグショー「エロエス・インモルタレス」でエル・メシアスと対戦し、ノーコンテストに終わった。10月16日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」でホーガンと対戦。フレアーの乱入などもあり劣勢だったが、凶器を奪ってホーガンを流血させてからは逆襲に転じ、最後はスコーピオンデスロックで勝利。試合後にホーガンの派閥であるイモータルから暴行を受けたが、ホーガンにより救出された。その後はGMに就任し、TNAでの実権を握る役として番組に登場。

2012

12年2月12日、PPV「アゲインスト・オールオッズ」のメインの4WAY戦で立会人として登場。終盤に王者のボビー・ルードがベルトを持ってリングに上がったがスティングがベルトを没収。ルードに挑発され、たまらずスティングがベルトで殴ったが、よけられてジェフ・ハーディーに誤爆。そのままルードがジェフをフォールして王座防衛してしまった。3月18日、PPV「ヴィクトリーロード」のメインでボビー・ルードを相手にノー・ホールズ・バード・マッチで対戦。スコーピオン・デスドロップを決めたがリング中央に置かれたイスに後頭部を強打して、そのままフォール負け。3月22日放送のIMPACTで、GM辞任を表明し、新GMにホーガンを指名。6月10日、PPV「スラミバーサリー」のメインでボビー・ルードのTNA世界ヘビー級王座に挑戦。ビール瓶で殴られてフォール負け。10月14日、PPV「バウンド・フォー・グローリー」で、ブリー・レイと組んで覆面のヒール軍団「エースズ&エイツ」と対戦。机の上へのパワーボムをくらってレイが敗れた。

2013

13年1月13日、TNAのPPV「ジェネシス」でDOCと対戦。スコーピオン・デスドロップで勝利。1月10日、TNAの放送でマイク・ノックスと対戦。スコーピオンデスロックで勝利。3月7日、TNAの放送でディーボンと対戦。場外戦で「観客」の紙コップに入った飲み物を顔にかけられてリングに戻ってビッグブートをくらって敗れた。5月2日、TNAの放送でマット・モーガンと対戦。スコーピオン・デスロックで勝利。6月2日、TNAのPPV「スラミバーサリー」のメインでブリー・レイのTNA世界ヘビー級王座に挑戦。トップロープからダイブしたがハンマーで殴られてフォール負け。8月29日、TNAの放送でブリー・レイとノーDQマッチ。スコーピオン・デスロックで勝利。10月20日、TNAのPPV「バウンド・フォー・グローリー」でマグナスと対戦。テキサスクローバーホールドに敗れた。11月1日(収録は3月19日)、TNAの「ワン・ナイト・オンリー」でトーナメント・オブ・チャンピオンズに2回戦から参戦し、ボビー・ルードと対戦。クロスフェイスロックに敗れた。

2014

14年1月9日、TNAの放送でボビー・ルードと金網マッチ。金網を脱出されて敗れた。1月、TNAを離脱。11月23日、PPV「サバイバーシリーズ」でWWE初登場。メインの試合中に乱入し、試合を妨害するHHHにスコーピオンデスドロップを決めた。

2015

15年3月29日、PPV「レッスルマニア」でHHHと対戦。WWE殿堂入りしたシュワルツェネッガーのアナウンスでHHHが「ターミネーター」を意識したロボットのようなコスチュームで入場。スティングが和太鼓の演奏を背に入場。7分過ぎ、DXのビリー・ガン、ジェシー・ジェイムス、Xパックが乱入し、nWoのハルク・ホーガン、スコット・ホール、ケビン・ナッシュも乱入。スコーピオン・デスロックを決められたが、ショーン・マイケルズが乱入してスイート・チン・ミュージック。大混乱の末、スレッジハンマーの先端で頭を殴られて敗れた。試合後に和解の握手をした。9月20日、PPV「ナイト・オブ・チャンピオンズ」のメインでセス・ロリンズのWWE王座に挑戦。スコーピオンデスロックをエビ固めに丸め込まれてフォール負け。

2020

20年12月2日、AEWとの複数年契約が発表された。同日、AEWの放送に登場。

2021

21年3月7日、PPV「レボリューション」でダービー・アリンと組んでブライアン・ケイジ、リッキー・スタークス組と映画風の演出でストリートファイトマッチ。スティングがスコーピオンデスドロップでスタークスに勝利。5月30日、PPV「ダブル・オア・ナッシング」でダービー・アリンと組んでスコーピオ・スカイ、イーサン・ペイジ組と対戦。スティングがスコーピオン・デスドロップでスコーピオに勝利。8月18日、AEWの放送でダービー・アリンと組んで2.0と対戦。スティングが2人まとめてのスコーピオンデスロックで勝利。12月1日、AEWの放送でダービー・アリンと組んでビリー・ガン、コルテン・ガン組と対戦。スティングがスコーピオンデスドロップでコルテンに勝利。

2023

23年1月22日、ノアの横浜アリーナ大会に来日し、ムタのラストマッチに出場。ムタ、ダービー・アリンと組んで白使、AKIRA、丸藤正道組と対戦。22分23秒、ムタがシャイニングウィザードで白使に勝利。8月27日、ロンドン・ウェンブリー・スタジアムでのAEWのPPV「オール・イン」でダービー・アリンと組んでスワーブ・ストリックランド、クリスチャン・ケイジ組とコフィンマッチ。スティングが棺の上でスコーピオンデスドロップを決めてスワーブを棺に入れて、アリンがコフィンドロップを決めて、蓋を閉めて勝利。