レスラーノート

桜庭和志

1969年7月14日
秋田県南秋田郡昭和町(現、潟上市)出身
180cm 84〜92kg

通称
IQレスラー
タイトル歴
GHCタッグ
得意技
サクラバロック(チキンウィング・アームロック)
ダブルリストロック

中大レスリング部で活躍。主将になったが中途で退学。退学理由は主将就任後にコーチや監督と対立したためとのこと。92年7月、UWFインターナショナルに入門。93年8月13日、武道館のスティーブ・ネルソン戦でデビュー。95年10月28日、UWFインターの国立代々木競技場第1体育館大会で金本浩二と対戦。グラウンドで圧倒し、サソリ固めを決めるなど健闘したが、9分26秒、腕ひしぎ逆十字固めに敗れた。10月29日、新日本プロレスのマリンメッセ福岡大会で飯塚高史と対戦し、6分25秒、アキレス腱固めに敗れた。96年6月17日、日本武道館大会でのUWA世界ジュニアライトヘビー級王座決定戦で大谷晋二郎に敗れた。8月17日、神宮球場大会で垣原と対戦。14分31秒、腕ひしぎ逆十字固めで勝利。9月11日、UWFインターの神宮球場大会で折原昌夫と対戦。コーナーからミサイルキック(Uインタールールでは減点対象)や急所蹴りを放つ相手に終始リズムを狂わされたが、10分41秒、左ハイキックでダウンを奪い、ポイントロスによるTKO勝ち。12月のUインター解散後はキングダム旗揚げに参加。97年12月21日、横浜アリーナでの金網総合格闘技大会「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ・イン・ジャパン」のトーナメントに出場。1回戦でブラジリアン柔術の強豪、マーカス・コナンと対戦。3分、コナンのパンチ5連打を浴びて、もぐりこんでのタックルを決めようとしたところでTKO負け。30分近くも大会が中断された桜庭側の猛抗議の結果、レフリーのミスジャッジとなり再戦が決定。決勝のタンク・アボットが骨折で欠場し、リザーバーのトラ・テリグマンも欠場したことで再戦が決勝戦となった。3分42秒、腕ひしぎ逆十字固めで勝利。試合後のリング上で「プロレスラーは本当は強いんです」とマイクアピールし、観客を熱狂させた。この優勝により桜庭が注目を浴びるようになった。その後、98年に高田道場に所属し、総合格闘技イベント「PRIDE」で活躍。他の日本人選手が苦戦する中で勝利を続け、華麗なファイトスタイルで人気選手となった。PRIDEでの戦績は98年3月15日から05年12月31日までで18勝7敗1分。 00年5月1日、東京ドームでホイス・グレイシーと対戦。無制限ラウンド制を主張したホイス陣営に対し「紙おむつをつけて、6日間痛めつけ、7日目にしとめます」と試合前に語ったとおり、90分間もの長時間にわたる試合を行い、6R終了TKO勝ち。00年度のプロレス大賞のMVPを獲得した。12月31日、大阪ドーム での「イノキボンバイエ」でケンドー・カシンとプロレスルールで対戦。カシンは白覆面に柔道着、桜庭はカシンのマスクで登場。試合の途中でカシンは桜庭の被っていたマスクを剥ぎ取る。桜庭はプランチャを1度目は成功するが2度目は自爆。 両者コーナーポスト上で、カシンに雪崩式ブレンバスターをしかけられるも逆に桜庭は腕を取り、腕固めでギブアップ勝利した。 06年3月31日に高田道場を退団しPRIDEから離脱。8月5日、有明コロシアムでの格闘技イベント「HERO’S」に出場し、ケスタティス・スミルノヴァスと対戦。試合序盤で猛烈なラッシュを受けて半失神状態に陥るも、レフリーが止めに入って試合を続行。その後、相手が打ち疲れて急に手が止まり、最後は6分41秒、腕ひしぎ十字固めで大逆転勝利した。12月31日、K−1Dynamiteに出場し、メインイベントで秋山成勲と対戦。序盤はスタンドでの展開となったが、秋山のバックブローで倒れてパンチの連打をくらってしまい、1R5分37秒、TKO負け。試合中から桜庭が「体が滑る」とレフェリーに抗議。秋山が全身にスキンクリームを塗っていたことが後日判明し、試合結果は「ノーコンテスト」となった。 07年6月2日、ロサンゼルス・メモリアルコロシアムでのK−1Dynamiteに出場し、7年ぶりにホイス・グレイシーと対戦。3R判定負けに終わった。勝ったホイスは試合後のドーピング検査で違反が見つかり、1年間の出場停止処分となった。9月17日、HERO’Sの横浜アリーナ大会で柴田勝頼と対戦。タックルでテークダウンして打撃を打ち下ろし続けてから1R6分20秒、腕十字固めで快勝した。12月31日、京セラドーム大阪での「K1 Dynamite!!」のメインで、7年ぶりに現役復帰した船木誠勝と対戦。1R6分25秒、チキンウィングアームロックで圧勝した。 08年6月15日、横浜アリーナでの「DREAM」でメルヴィン・マヌーフと対戦し、1R1分30秒にKO負け。この試合で強烈な右ハイキックを受けて左尺骨を骨折し、手術。12月31日、さいたまスーパーアリーナでの「Dynamite!!」のメインで田村潔司と対戦。防戦一方の試合展開で、2R3対0の判定負けに終わった。 09年10月6日、DREAMの横浜アリーナ大会でルビン・ウィリアムズと対戦し、1R2分53秒、アームロックで勝利。10月25日、DREAMの大阪城ホール大会でゼルグ・ガレシックと対戦し、1R1分40秒にヒザ十字固めで勝利。

2010

10年5月29日、DREAMのさいたまスーパーアリーナ大会でハレック・グレイシーと対戦。3R0対3の判定負け。9月25日、DREAMの日本ガイシホール大会でジェイソン“メイヘム”ミラーと対戦。1R2分9秒、肩固めに敗れた。12月31日、さいたまスーパーアリーナでのDynamite!!でDREAMウェルター級王者のマリウス・ザロムスキーに挑戦。1R2分16秒、耳の裂傷によりTKO負け。

2011

11年12月31日、さいたまスーパーアリーナでの格闘イベント「元気ですか!!大晦日!!2011」で柴田勝頼と組んで澤田、鈴川組と対戦。13分46秒、柴田のドロップキックから桜庭がフェイスロックを決めて澤田にレフリーストップ勝ち。

2012

12年8月12日、新日本プロレスの両国国技館大会に柴田と共に登場。マスクをかぶってリングに上がり、「どうも桜庭です。僕あの、あんまりケンカは好きじゃないんですけど、ここのリングが気になって、どうしてもここのリングで試合がしたいのでよろしくお願いします」とあいさつした。9月23日、新日本プロレスの神戸ワールド記念ホール大会で柴田と組んで井上亘高橋広夢組と対戦。3分3秒、柴田がPKで高橋に勝利。10月8日、両国国技館大会で柴田と組んで真壁、井上亘組と対戦。7分10秒、柴田がPKで井上に勝利。11月11日、大阪府立体育会館大会で柴田と組んで真壁、井上亘組と対戦。5分26秒、桜庭がダブルリストロックで井上にレフリーストップ勝ち。11月20日、東京ドームシティホール大会で柴田と組んで邪道外道組と対戦。7分5秒、柴田がスリーパーホールドからのPKで外道に勝利。11月21日、東京ドームシティホール大会で柴田と組んでライガーKUSHIDA組と対戦。4分31秒、桜庭が腕ひしぎ逆十字固めでKUSHIDAに勝利。12月2日、愛知県体育館大会で柴田と組んで中邑石井組と対戦。9分20秒、桜庭がサクラバロックで石井に勝利。

2013

13年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会で中邑のIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦。11分12秒、ボマイェに敗れた。2月10日、広島サンプラザホール大会で柴田と組んで後藤、井上亘組と対戦。11分7秒、桜庭がキドクラッチで井上にフォール勝ち。3月17日、ベイコム総合体育館大会で柴田と組んで中西永田組と対戦。11分13秒、桜庭が三角締めで中西に勝利。4月7日、両国国技館大会で柴田と組んで永田、後藤組と対戦。11分32秒、バックドロップを切り返そうとした桜庭が着地の際に右肘を負傷したためレフリーストップ負け。この試合後、右肘関節脱臼のため長期欠場。7月20日、秋田市立体育館大会で復帰戦を行い、永田と対戦。10分12秒、腕ひしぎ逆十字固めで勝利。9月8日、東京ドームシティホールでのWー1旗揚げ戦に出場。柴田と組んで船木、河野組と対戦。18分6秒、桜庭がチキンウィングフェイスロックで河野に勝利。9月29日、新日本プロレスの神戸ワールド記念ホール大会で柴田と組んで中西、永田組と対戦。10分49秒、桜庭がしかけた腕ひしぎ逆十字固めを永田に押さえこまれたが、片エビ固めに切り返してフォール勝ち。10月14日、新日本プロレスの両国国技館大会で永田と対戦。10分25秒、バックドロップホールドに敗れた。11月9日、新日本プロレスの大阪府立体育会館大会で永田と組んで矢野、飯塚組と対戦。8分8秒、桜庭がサクラバロックで矢野に勝利。

2014

14年2月11日、新日本プロレスの大阪府立体育会館大会で永田と組んでホーレス・グレイシー、ダニエル・グレイシー組と対戦。9分28秒、ホーレスの道着によるチョーク攻撃に桜庭が敗れた。5月25日、新日本プロレスの横浜アリーナ大会でホーレス・グレイシーを相手に異種格闘技戦で対戦。試合中に道着を脱ぎすて、ジャーマンスープレックスを決め、5分33秒、サクラバロックでレフリーストップ勝ち。11月22日、カリフォルニア州ロングビーチ・コンベンションセンターでの総合格闘技大会「Metamoris」でヘンゾ・グレイシーと対戦。20分時間切れ引き分け。11月22日から始まった「WORLD TAG LEAGUE」に矢野と組んで参戦。3勝3敗1引き分けに終わった。

2015

15年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会で鈴木みのるを相手にピンフォール、場外カウントなしの完全決着ルールで対戦。場外の花道でサクラバロックをガッチリと決めてみのるの左手首を使えない状態に追いこみ、腕ひしぎ逆十字固めを決めたがロープエスケープされてしまい、9分21秒、スリーパーホールド、逆落としからのスリーパーホールドにレフリーストップ負け。試合後、みのると握手。会場に「UWFのテーマ」が流れた。2月15日、DDTのさいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ大会でスーパー・ササダンゴ・マシンと対戦。パワーポイントを使用したプレゼン、バナナの皮、回想シーン、スローモーションなどが展開された異色の試合に戸惑いつつも、7分13秒、サクラバロックで勝利。7月5日、大阪城ホール大会で柴田と対戦。打撃と関節技の応酬が続く好勝負を展開。11分48秒、スリーパーホールドからのPKに敗れた。11月21日から始まった「WORLD TAG LEAGUE」に矢野と組んで参戦。リーグ戦は3勝3敗に終わった。12月29日、さいたまスーパーアリーナでの格闘技イベント「RIZIN」のメインで青木真也と対戦。1R5分56秒、試合開始早々にダウンして、なすすべもなくTKO負け。

2017

17年2月23日、DDT・DNAの新宿FACE大会でLEONAと組んで岩崎、渡瀬組と対戦。10分50秒、桜庭がゆりかもめパーフェクトで岩崎に勝利。5月10日、DDT・DNAの後楽園ホール大会で岩崎孝樹と対戦。6分58秒、ゆりかもめパーフェクトから押さえこんでフォール勝ち。7月19日、東京愚連隊の新宿FACE大会でケンドー・カシンと組んで佐藤光留、ロッキー川村組と対戦。8分54秒、桜庭がスリーパーホールドで川村にレフリーストップ勝ち。10月15日、RIZINのマリンメッセ福岡大会でフランク・シャムロックとグラップリングルールで対戦。10分時間切れ引き分け。

2019

19年9月16日、ノアの大阪府立体育会館大会で大原はじめNOSAWA論外と組んで小川良成鈴木鼓太郎クリス・リッジウェイ組と対戦。6分57秒、桜庭がサクラバロックでリッジウェイに勝利。11月2日、ノアの両国国技館大会で大原はじめ、NOSAWA論外と組んで西村修、Hi69、宮脇純太組と対戦。8分20秒、桜庭が足4の字固めでHi69に勝利。

2020

20年1月5日、ノアの後楽園ホール大会で杉浦貴鈴木秀樹と組んで谷口周平田中稔熊野準組と対戦。8分53秒、鈴木がダブルアームスープレックスで熊野に勝利。2月24日、ノアの名古屋国際会議場イベントホール大会で大原はじめ、NOSAWA論外と組んで丸藤正道望月成晃、田中稔組と対戦。15分7秒、望月のツイスターに大原が敗れた。5月3日、ノアのTVマッチでの杉浦軍vs金剛の対抗戦に杉浦軍の一員として出場し、稲村愛輝と対戦。8分12秒、デラヒーバ・フットロックで勝利。シングルでの対抗戦は3勝2敗1引き分けで勝ち越し。同日、杉浦、デュプリ、論外、大原、吉岡と組んで拳王北宮、稲村、征矢、覇王、仁王組とイリミネーションマッチ。最後に拳王と桜庭の一騎打ちとなり、46分43秒、桜庭が三角絞めをエビ固めに押さえこまれてフォール負け。8月30日、ノアのカルッツかわさき大会で杉浦貴と組んで潮崎豪中嶋勝彦組とGHCタッグ王座決定戦。33分16秒、杉浦がフロントネックロックで潮崎にレフリーストップ勝ち。GHCタッグ王座を獲得した。9月18日から始まったノアのN−1 VICTORYに参戦。9月20日、ニューサンピア高崎大会で望月成晃と対戦。8分28秒、39ロックで勝利。9月22日、後楽園ホール大会で潮崎豪と対戦。8分35秒、ラリアットに敗れた。9月23日、後楽園ホール大会でマサ北宮と対戦。2分29秒、ヒザ十字固めで勝利。同日、同会場で清宮海斗と対戦。9分47秒、足4の字固めに敗れた。10月4日、後楽園ホール大会で征矢学と対戦。5分57秒、アームロックをエビ固めに押さえこまれてフォール負け。リーグ戦は2勝3敗に終わった。10月28日、後楽園ホール大会で征矢学、マサ北宮組を相手にタッグ王座の防衛戦。20分10秒、桜庭が変型キーロック2で征矢に勝利。11月22日、横浜武道館大会で丸藤正道、船木誠勝組を相手にタッグ王座の防衛戦。21分25秒、桜庭が変型アキレス腱固めで丸藤に勝利。12月6日、国立代々木競技場・第2体育館大会で拳王のGHCナショナル王座に挑戦。10分3秒、変型ヒザ固めをエビ固めに押さえこまれてフォール負け。20年度のプロレス大賞で杉浦貴と共に最優秀タッグチーム賞を受賞した。12月19日、名古屋国際会議場イベントホール大会で清宮海斗、稲村愛輝組を相手にタッグ王座の防衛戦。23分59秒、杉浦がオリンピック予選スラムで稲村に勝利。

2021

21年3月7日、横浜武道館大会で中嶋勝彦、マサ北宮組を相手にタッグ王座の防衛戦。33分3秒、北宮の監獄固めに杉浦が敗れて王座転落。5月31日、後楽園ホール大会で杉浦貴のGHCナショナル王座に挑戦。関節技で攻めこんだが、15分18秒、横入り式エビ固めにフォール負け。8月1日、ノアの広島サンプラザホール大会で丸藤正道のGHC王座に挑戦。21分22秒、虎王・零に敗れた。9月12日から始まったノアのN−1 VICTORYに参戦。9月18日、TVマッチで鈴木鼓太郎と対戦。15分2秒、足絡め変型アームバーで勝利。9月20日、TVマッチで田中将斗と対戦。30分時間切れ引き分け。9月26日、後楽園ホール大会で中嶋勝彦と対戦。12分33秒、ヴァーティカルスパイクに敗れた。リーグ戦は1勝1敗1引き分けに終わった。12月5日、ノアの名古屋国際会議場イベントホール大会で大原はじめと対戦。10分29秒、変型アームバーで勝利。

2022

22年6月19日、神戸サンボーホール大会でサイモン・ゴッチと対戦。7分28秒、スコーピオンレッグロックで勝利。10月30日、有明アリーナ大会で船木誠勝のGHCナショナル王座にGHCマーシャルアーツルールで挑戦。3分19秒、ニンジャチョークにレフリーストップ負け。