アニバル

通称「青い矢」。風車式バックブリーカーを開発した。 ４歳でメキシコシティに移住。 ６３年１１月にモレロス州クエルナバカでカルロス・カリージョの名でデビュー。マスクマンになり、プリンシペ・アスールの名で青いコスチュームとなる。６５年にアニバル（カルタゴの将軍ハンニバルから取った。アニバルはスペイン語読み）に改名。 ６６年にＥＭＬＬに登場。７０年１２月、ミスター駒を破りＮＷＡ世界ミドル級王座を獲得。７３年３月３０日、アレナ・メヒコでレネ・グァハルドと防衛戦。１本目は１６分２１秒に風車式バックブリーカーでアニバルの勝利。２本目は８分１６秒にトペでグァハルドのリングアウト勝利。３本目は４分５０秒に変形アバラ折りでグァハルドの勝利。王座から転落した。レネ・グァハルドとの抗争は７４年から７８年にかけてＮＷＡから ＵＷＡに移ってからも続いた。７５年にＵＷＡに移籍。７６年６月、負け残りタッグトーナメントでグラン浜田と組んで出場。トーナメント最終戦でグラン浜田とマスカラ・コントラ・カベジェラで対戦し、勝利して浜田の髪の毛を丸坊主にした。７月３０日、パナマに遠征し、地元の英雄サンドカンとマスカラ・コントラ・マスカラで対戦し、勝利。７７年１０月、ＵＷＡ世界ミドル級王座を獲得。８１年３月に新日本プロレスに初来日。８月に全日本プロレスに登場。マスカラスらと共にルチャ旋風を巻きおこした。ドクトル・ワグナーと組んでＰＷＦタッグ杯に出場したが、８月２０日の後楽園ホールでの１回戦で佐藤昭雄、石川隆士組に１２分７秒で敗れた。８４年５月にトーナメントで優勝しＵＷＡ世界ジュニアライトヘビー級王座を獲得。９月１０日、プエルトリコでＷＷＣ世界ジュニア王座を獲得。８７年３月１日にグラン・マルクスに勝利して覆面を剥ぐ。９１年１２月１３日、アレナ・メヒコでマスカラ・アニョ・ドスミルに敗れて覆面を失う。９４年３月９日、脳腫瘍のため死去。