レスラーノート

ザ・ロック

THE ROCK
本名:ドゥエイン・ダグラス・ジョンソン
1972年12月2日
カリフォルニア州ヘイワード出身
193cm 118kg

通称
ピープルズ・チャンピオン
タイトル歴
WWF世界ヘビー
WWF世界タッグ
WWFインターコンチネンタル
WCW世界ヘビー
得意技
ピープルズ・エルボー
ロック・ボトム

母方の祖父はピーター・メイビア。父はロッキー・ジョンソン。高校時代はフットボールで活躍。マイアミ大学でもフットボールで活躍。父とロン・スリンカーのコーチを受け、レスラーを目指す。パット・パターソンの紹介で、トライアウトとしてWWFのダークマッチに出場。 95年、USWAでデビュー。当時のリング名はフレックス・カバーナ。 96年11月、WWFにロッキー・メイビアの名で登場。

1997

97年2月、HHHに勝利してインターコンチネンタル王座を獲得。5月、ヒールに転向し、黒人至上主義のユニット、NOD(ネイション・オブ・ドミネイション)に加入。その後、NODのリーダーであったファルークと険悪になり、ユニットから追放し自らリーダーとなる。リングネームをロックに改名。「If you smell what The Rock is cookin'! 」(ロック様の妙技を、たっぷりと味わえ!)、 「Finally The Rock has come back to 〜!」(ついに、ロック様が〜に帰ってきたぞ!)などのスラングを多用した軽快な毒舌トーク、左眉をグッと上げる「ピープルズ・アイブロー(みんなの眉毛)」などから人気者になる。WWFのアティテュード路線の代表的な選手として活躍した。

1998

98年11月15日、「サバイバー・シリーズ」で行われた王座決定トーナメントに優勝。史上最年少の26歳での世界王者となった。

1999

99年1月4日、マンカインドを相手にノーDQマッチでの防衛戦。コーポレートエルボーを返され、DDT、ソッコをくらい、最後は乱入したストーンコールドのイス攻撃を受けてフォール負けし、王座転落。1月24日にマンカインドを破り王座奪回。1月31日にマンカインドに敗れて王座転落。2月15日にマンカインドを破り王座奪回。3月28日、レッスルマニアでストーンコールドに敗れて王座転落。

2000

00年、ロイヤルランブルに優勝。4月2日、レッスルマニアのメインでHHH、ミック・フォーリー、ビッグショーと4ウェイマッチで対戦。4月30日、PPV「バックラッシュ」のメインでWWF王者のHHHに挑戦。シェイン・マクマホンがレフリーとなり、不利な試合となった。実況席の上でシェイン、HHHを2人まとめてロックボトムでたたきつけて、実況席を破壊。シェインは場外でKO。HHHをリングに上げたところにビンスが乱入。ビンスを痛めつけたが背後からHHHに攻撃されてぺティグリーをくらう。レフリー不在だったため、ビンスは代わりの2人のレフリーをリングに呼んでカウントするが2で返す。2人のレフリーもロックを攻撃。レフリーたちに羽交い絞めにされHHHがパンチの嵐。ビンスに思いっきりイスでたたきつけられて、ロックは完全KO。そこにストーンコールドが乱入し、大声援の中、イスでビンスたちをなぎ倒して去っていく。最後はイスで殴りかかろうとするHHHをスパインバスターで撃退し、ピープルズエルボーで完全勝利。WWF世界ヘビー級王座を獲得した。5月21日にHHHに敗れて王座転落。6月25日に王座獲得。10月22日にカート・アングルに敗れて王座転落。

2001

01年2月25日、カート・アングルに勝利して王座奪回。4月1日、「レッスルマニア」でストーンコールドに敗れて王座転落。8月19日、PPV「サマースラム」でブッカーTのWCW王座に挑戦。15分20秒、ロックボトムで勝利。WCW世界ヘビー級王座を獲得した。9月23日、PPV「アンフォーギブン」でブッカーT、シェイン・マクマホンを相手にハンディキャップマッチでの防衛戦。15分23秒、ロックボトムで勝利。10月21日にクリス・ジェリコに敗れて王座転落。11月5日、ジェリコに勝利して王座を奪回。12月9日、ジェリコに敗れて王座転落。

2002

02年1月20日、PPV「ロイヤルランブル」でクリス・ジェリコの統一世界王座に挑戦。18分51秒、横入り式エビ固めにフォール負け。2月17日、PPV「ノー・ウェイ・アウト」で アンダーテイカーと対戦。17分26秒、ロックボトムで勝利。3月1日、横浜アリーナでのWWF日本公演に来日し、メインでWWF統一ヘビー級王者のクリス・ジェリコに挑戦。シャープシューターやロックボトムで観客を沸かせたが、20分53秒、ローブローからのスクールボーイにフォール負け。3月17日、カナダ・トロントのスカイドームでの「レッスルマニア」で、ハルク・ホーガンと対戦。必殺のレッグドロップをくらいながらもカウント2で返し、ピープルズ・エルボーで完全勝利。メインイベントではなかったが、試合前から最高の盛り上がりを見せた。7月21日、PPV「ヴェンジェンス」でアンダーテイカーを破りWWE統一世界王座を獲得。8月25日、PPV「サマースラム」でブロック・レスナーを相手に防衛戦。16分1秒、F5に敗れて王座転落。その後は「ハムナプトラ2黄金のピラミッド」(01年)などの出演をきっかけに映画俳優に転向。「スコーピオン・キング」(02年)で初主演。

2003

03年1月に再びヒールとしてWWEに復帰。PPV「ノー・ウェイ・アウト」でホーガンと再戦。3月30日、PPV「レッスルマニア」でスティーブ・オースチンと対戦。17分53秒、ロックボトムで勝利。5月、PPV「バックラッシュ」でビル・ゴールドバーグと対戦。

2004

04年3月1日、RAWでエボリューションと抗争していたかつての相棒ミック・フォーリーを助けるために久しぶりに登場。3月14日、レッスルマニアでミック・フォーリーとのタッグ「ロックン・ソック・コネクション」を復活させ、エボリューション(オートンフレアーバティスタ)とハンディキャップ・マッチで対戦。ミックがオートンのRKOに敗れた。この試合後、レスリングの試合をすることはなくなり、まれにマイクパフォーマンスなどでWWEに登場するようになる。

2008〜

08年3月29日、ピーター・メイビア、ロッキー・ジョンソンが殿堂入りしたことを受け、WWEの殿堂入り式典「ホール・オブ・フェイム」に登場。 11年2月14日、RAWに登場し、レッスルマニアのゲストホストとして紹介され、リング上でマイクパフォーマンス。4月3日、レッスルマニアで開会宣言。メインのシナミズ戦が両者リングアウトの引き分けに終わると入場ゲートから現れて試合続行を宣言。試合再開後、シナにロックボトム。すぐにミズがフォールして試合終了。勝ち誇るミズに対してもスパインバスターからピープルズエルボーを決めて、実質上の主役として大会を終えた。4月4日、RAWに登場し、来年のレッスルマニアでの対戦を提案し、シナと握手した。11月20日、PPV「サバイバーシリーズ」のメインでシナと組んでミズ、トゥルース組と対戦。ロックがスパイン・バスターからのピープルズ・エルボーでミズに勝利。試合後にシナにもロック・ボトムを決め、圧倒的な大声援を受けて勝利をアピールした。 12年4月1日、「レッスルマニア」のメインでシナと対戦。終盤にアティテュード・アジャストメントをくらったがカウント2で返し、最後は30分34秒、シナがピープルズ・エルボーを決める寸前にロックがカウンターのロックボトムを決めてフォール勝ち。7月23日、ロウの放映1000回記念特番に登場。来年のロイヤルランブルでのWWEヘビー級王座獲得を宣言した。メイン終了後にはリングに上がり、暴走したビッグショーを殴りたおしたが、CMパンクのGTSをくらってKOされた。 13年1月27日、PPV「ロイヤルランブル」のメインでCMパンクのWWE王座に挑戦。ピープルズ・エルボーを決める瞬間に照明が落ちて、乱入したシールドのパワーボムを実況席にくらってしまいダウン。照明が戻るとリングに戻されてフォール負け。マクマホン会長が登場し、パンクのWWE王座剥奪を宣言しようとしたが、ロックが再試合をマイクで要求し、試合再開。スパインバスターからのピープルズ・エルボーで勝利。WWEヘビー級王座を獲得した。2月17日、PPV「エリミネーション・チェンバー」のメインでCMパンクを相手に防衛戦。試合中にロックと交錯したレフリーが場外でダウン。完璧なGTSをくらったがレフリーが不在のためカウントが数えられず、第2レフリーが登場して試合が続行。ロックがスパインバスターから完璧なピープルズ・エルボーを決めたがカウント2で返される。パンクと交錯して足を負傷したレフリーが場外転落。その隙にパンクのセコンドのヘイマンに羽交い絞めにされて、パンクがチャンピオンベルトで殴りかかったが、ロックがかわしてベルトがヘイマンに直撃。最後はロックボトムで勝利した。4月7日、PPV「レッスルマニア」のメインでシナを相手に防衛戦。アティテュード・アジャストメントに敗れて王座転落。 16年4月3日、レッスルマニアに登場し、この大会の観客動員数が101,763人で記録更新となったことをリング上でアナウンス。そこにワイアット・ファミリーが現れて、エリック・ローワンと対戦。6秒、ロックボトムで勝利。試合後、ワイアット・ファミリーに囲まれたがシナが救出に駆けつけ、ロックがストローマンにロックボトム、シナがローワンにアティテュード・アジャストメント、ロックがワイアットにピープルズ・エルボーを決めて撃退した。 23年9月15日、スマックダウンに登場しオースティン・セオリーと乱闘。スパインバスター、ピープルズ・エルボーを決めた。



スクラップブック
ロック対ホーガン
02年3月17日レッスルマニア18
カナダ・オンタリオ州・トロント スカイドーム 観衆68237人) 試合前リング中央に立ち、異様な盛り上がりのため驚きの表情で周囲を見回す2人。ゴングが鳴ってロックアップ。力任せにホーガンが押し倒し、コーナーまで吹っ飛ぶロック。見上げるロックに筋肉ポーズのホーガン。ホーガンはかかって来いと手招きする。一瞬のロックアップからホーガンがヘッドロック。ロックはロープに振るが、タックルでホーガンに倒される。場内大爆発の中、さらに筋肉ポーズし、手招きするホーガン。一瞬のロックアップからボディにニーを入れるホーガン。後頭部にパンチしロックがダウン。さらにパンチを振りおろしダウン。立ち上がったロックにパンチを2発入れてからロープに振って、アックスボンバーをクリーンヒット。パンチを入れてロープに振り、またもやアックスボンバーを狙ったがロックがかわして、飛び上がってのラリアット。今度はロックがかかって来いと手招きする。ロックの胸をどつくホーガン。ロックもどつきかえす。ホーガンのパンチを腕で防いで、パンチの連打。ホーガンダウン。リング下を歩き、頭を押さえながらダメージの回復を図る。ロックはリング下に追う。背後からホーガンにパンチし、リングに上げる。フラフラのホーガンの顔面にパンチを2連発。ロープに振ろうとするところをホーガンが振りかえす。ショルダースルーを狙ってホーガンがかがみこむが、ロックが下から蹴り上げる。走りこんでのラリアット。ロックボトムの構えを見せたが、ホーガンが後頭部にエルボーを入れて防ぐ。さらにパンチを入れてロックがダウン。ホーガンがロープに振ってエルボーをクリーンヒットさせ、ダウンしたロックにエルボードロップ2連発。顔面にブーツの底で踏みつける。ホーガンは顔面にパンチを入れてからコーナーに振って、串刺しラリアット。顔面にパンチを入れてさらにコーナーに振って、パンチの連打。ホーガンがロープに振ったが、ロックがタックルでダウンさせ、パンチの連打。ホーガンはバックを取ってバックドロップ。カウントは2。コブラツイストで絞めあげ、ボディにパンチを4発振りおとす。崩れ落ちそうなロックにスクールボーイ。カウント2。大歓声の中、両手でロックの背中を3度引っかくホーガン。パンチ連打から、コーナーに上がってパンチ3連発。さらに顔面に噛みつく。ロックは体勢を入れかえ、コーナーのホーガンに逆水平チョップを5連発。コーナーに振ろうとするが、逆にホーガンが振り、向かってきたところをロックがエルボーで防ぐ。ロックが走りこんできたところにホーガンはチョークスラム。ダウンしたロックに片手で首をつかんでチョーク攻撃。さらにヒモを使ってロックの首を絞める。ホーガンのパンチを腕で防いでパンチを返す。さらにロックがパンチ4連発。ロープの勢いを利用して走りこむがホーガンにかわされて、ものすごい勢いで場外転落。ホーガンは場外に追い、ストンピングを1発落としてから鉄階段にロックの頭をたたきつける。さらにロックを持ち上げてフェンスにたたきつける。実況席でモニターなどの凶器を探すホーガン。ロックがパンチ3連発から実況席のテーブルにホーガンを5回たたきつける。さらにイスを振り上げたが、レフリーが後ろからとりあげる。スキをついてホーガンがラリアット。ホーガンがロックをリングに上げる。ロックはパンチ2連発からロープに振ろうとするが逆にホーガンが振り返し、レフリーとロックが激突。ホーガンはパンチ2連発からロープに振ろうとするが、逆にロックが振り返し、スパインバスター。レフリー合わせて3人がダウン。リング中央でロックがサソリ固め。必死にリングサイドまで移動しロープをつかむがレフリーは不在。ロックはサソリ固めの体勢のままリング中央に引き離し、完全に極める。タップするホーガン。しかしレフリーはダウンしたまま。技を解くロック。ロックはコーナーに倒れるレフリーを蹴るが反応なし。ホーガンはロックに急所攻撃。ホーガンはロック・ボトムを決める。レフリーは必死にカウントを取るがカウント2。ホーガンはベルトを振り回してアピール。ダウンしたロックにベルトを3度打ちおろし、ベルトを腕に巻きつけてロープに振るが、ロックがかわしてキックからDDT。会場は大ブーイング。ロックの表情が変わり、ベルト攻撃7連発。そして必殺のロック・ボトムを完璧に決める。しかしカウント2。会場大爆発。アゼンとした表情で見下ろすロック。ロックのパンチ2連発を耐え、ホーガンは指を指して「YOU!」。パンチ3連発からロープに振ってビッグブーツ。さらに完璧な形でレッグドロップを決めたがカウント2。場内大混乱。ホーガンはもう1回パンチ3連発からロープに振ってビックブーツ。しかし必殺のレッグドロップをかわされる。ロックは、リング中央で完璧にロック・ボトムを決める。さらに無理やり立たせてロック・ボトム。最後はピープルズ・エルボーを決めてカウント3。リング中央でホーガンは痛めたアバラを押さえながら右手を出し、躊躇しながらもロックは握手に応えた。


主な出演映画
2002 スコーピオン・キング
2003 ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン
2004 ワイルド・タウン/英雄伝説
2005 DOOM
2006 サウスランド・テイルズ
2006 ギャングスターズ 明日へのタッチダウン
2007 ゲーム・プラン
2009 ウィッチマウンテン/地図から消された山
2010 妖精ファイター
2010 ファースター 怒りの銃弾
2011 ワイルド・スピード MEGA MAX
2012 センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
2013 ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金
2013 G.I.ジョー バック2リベンジ
2013 オーバードライヴ
2013 ワイルド・スピード EURO MISSION
2013 11ミリオン・ジョブ
2014 ヘラクレス
2015 ワイルド・スピード SKY MISSION
2015 カリフォルニア・ダウン