ある夜、ソファーにすわり、チューニングのあやしいギターを手にすると、突然歌い始めた。
それはこんな歌だった。
「わたしの恋人は、今開こうとしているお花
咲こう、咲こうと頑張ってる
彼はまだ自分を愛せない
まだ自由になってない(それって難しいんだよ、わかるでしょ)
まだ自信を持ってない(ちょっと休ませてあげなくちゃ)
もう少し待たなくちゃ、きっとその日は来るから
わたしの恋人は今開こうとしているお花
どんよりとした季節が終った春の庭
My
love is a flower just beginning to bloom Beginning to bloom, to
bloom」