小市民ダークロのありがちで気の抜けた感じのやつ

瞑想2008

2009.03
こんなしょぼい面子で有楽町行ってもしょーがねーだろ

3月27日。コーヒーを飲んで出勤。曇っている。目の前を歩くスーツ姿の若者が激しいくしゃみを4連発。風邪か花粉症か。朝の新宿はすでに10度。晴れてきた。日差しが強い。夜はトニーと天ちゃんの3人で、大井町の軍鶏ちゅーで6:30から23:30まで飲む。ほんとはじんたんも連れて4人で有楽町まで行こうとしたのだが、じんたんが風邪を引いていたためキャンセル。「こんなしょぼい面子で有楽町行ってもしょーがねーだろ」という天ちゃんの意見で近場になった。店の前は線路で、線路沿いに桜が咲いていてきれいだった。軍鶏ちゅーは3回目だけど、非常にうまい。特につくねが生卵がついていて最高にうまい。皮もぱりぱりしてジューシーでうまい。スープもうまい。雑炊もうまい。ようするに、なんでもうまいのだ。店のアンちゃんは「虚弱体質」と書かれたTシャツを着ていた。会計は1万6千円。先輩の私が1万円払った。ビール中ジョッキ3杯、グレープフルーツサワー2杯。これだけでもう限界。3月28日。酒飲みすぎてふらふらする。遅刻しようかと思ったが、アリナミンEXを4つ飲んで緑茶を飲んだら、なんとか行ける気がしてくる。考えてみると、昨日はあれだけうまくて栄養があるものを食べたのだから、元気になるのが当然だ。新宿を歩きながら、デジカメでビルや駅の写真を撮る。会社に着く。私の2倍飲んでいたトニーは、二日酔い。仕事中に20分以上席を外すのが3回あった。右隣のYYも別の場所で飲んでいて、5時まで飲んでいたそうだ。仕事はただページを更新するだけで楽だった。新陳代謝させようと、お茶を合計で2リットルくらい飲んだ。10回トイレに行った。昼はカフェでジャージャー麺。豆が入っていて、食べ応えあり。夜もカフェでコロッケうどん。コロッケは、昔ながらの味。どちらもおいしかった。歩きながら新宿で夜景を撮って、22時に帰宅。

言葉の安定性は心を安定させる。言葉の不安定性は、心を軽やかにさせる。悪い言葉というのはない。安定させるか、その逆を求めるか、大体の指向性において決まっているのだ。

集中力が必要な、大変な仕事。終わったとたんに床に寝ころぶほどだった。仕事が終わった後、セーターを見ると、大量に髪の毛が抜けていた。ストレスだろう。

3月20日にプロ野球開幕。ヤフーの動画中継で開幕戦を見ていたが、CMのときもマイクが入りっぱなしでアナウンサーや解説者の雑談もそのまま中継されていた。「タバコ吸ってもいい?」とか、カメラが閑散としたバックスタンドを映している時に「これじゃ使えねーなー」と言ったり、「お、楽天勝ってるぞ」と驚いたり、解説者が「今日は寒いね〜」と言ったり、鼻歌を歌ったり。我らが西武ライオンズは2対1で負けたが、2点に抑えた開幕投手の涌井を責めることはできず、かといって打線も悪くない。ノーアウト1塁で送りバントをダブルプレーにされたような、細かい野球ができないところが勝敗の分かれ目だった気がする。ただ、1点を争う好ゲームを見終えた充実感があった。真剣勝負。しかもチーム戦となると、非常に見ていて面白い。勝敗とは関係なく、プロ野球が開幕しただけでうれしい。

9時に起きて、風呂に入ったり掃除したりネットをやってたりしたら、いつのまにか15時。6時間、なにしていたのだろう。疲れのせい?気温のせい?活動量がおどろくほど少なかった。外に出たら、思ったほど寒くない。一度は通りすぎたが、勇気をふりしぼり、床屋に入る。あの、じっと座っている行為が耐えられない。床屋の腕前のほどは、「近所の床屋」という概念を超越したスゴ腕。「素晴らしい」とすなおに感想を述べる。床屋から出ると、髪を短くしたせいか、異様に寒い。中井駅から新宿で降りて、ペッパーランチでメガ角切りステーキ。16時30分になって今日最初の食事。新宿店のご飯大盛りは、いつも茶碗2杯ぶんくらいの量で他店より多い。しばらくメニューから消えていた角切りステーキも量があり、おなかいっぱい。

帰宅途中、新宿で降りて外にでると冷たいミゾレのような粉雪がパラパラと舞っていた。新宿のけばけばしい街頭のはるかかなたを真っ黒に覆う空から降りてくる雪は軽やかだ。早く帰ろう。不思議な夢を見ている。世界が私をとらえる。

目覚めはさわやか。今日は晴れているようで、部屋が明るい。思わず窓を開け放って換気。ミカン食べてお茶飲んで、ナイスな出勤。ミカンの渋が喉にひっかかって電車の中で激しく咳が出る。涙が出てきた。喉にへばりつく渋を流しこもうと、西武新宿駅で降りて自販機でお茶を買おうとしたが、やめた。130円は高いよ。新宿駅でベンチに座って冷たい風を浴びていたら回復。今日は晴れていてなんだか気分がいい。光合成ができそうなくらいの心境だ。今、確実に毛穴から酸素出てる。昨日寝つけなかったので眠い。だるい。でも、朝だ。行こうか。世界だ。世界に会いに行こう。外は突き刺すような強烈な日差しと冷気。朝の雰囲気満点。人の流れの半分のスピードで進む。いったん、流れの外に出ると、現れてきたのはゴミをあさるカラスの群れ。静かな墓場のような新宿の町並み。落ち着かない。時が積みかさならずに消費されていく。だからみんなは急いで歩くのか。ヒステリックな動きに惑わされず、静かに日光を浴びて震える。

6時起床。今朝は寒くない。気温は徐々に上昇傾向。春へ春へ。それにしても昨日はちゃんと眠れてよかった。眠りからくる精神の気圧配置の回復傾向。息が白い。じっと座って、希望を定点観測。多少は明るい。春へ春へ。眠りの後に、豊かな春は訪れる。

洗濯物をとりこんでから10分くらいひなたぼっこ。そして出勤。洗濯すること、ボディソープ買うこと、ビデオ返すこと。明日早く起きて、布団を干すこと。いろいろあるので、今日はおとなしく定時で帰ろうとしたら、隣の席の女性とその隣にいる男、通称「トニー」が、ディズニーランドに行かないかと誘ってきた。まあ、多少は振り幅を持たせたほうが視野も広くなるのではないかと思い、同行することにした。7時に着いて、終わるのが9時。入場料3100円は、ちょっと高い。クマのプーさんのアトラクションと、イッツアスモールワールドに乗る。園内はライトアップされていて、色合いもどんどん変わっていって、キレイでよかった。エレクトリカルパレードはやってなかったので残念。トニーは生まれて初めてディズニーランドに行ったとのこと。帰りに新木場でご飯をおごってやった。ベルギービールとリゾットとパスタとパンナコッタ。3人で8900円。おごった。あの量と味では安いと思ったが、私1人が払うぶんには、高かった。日常とかけはなれた場所にいけたのは、とてもよかった。面白そうな場所に行くのはポジティブ。家に着いたのが0時。ビデオ屋に返しにいき、セブンイレブンでボディソープなどの日常品を買い物。ディズニーランドよりも、ビデオ屋からの帰り道のほうが、なんだか楽しい。外の寒さはやわらいだ。


瞑想2008