レスラーノート

本田多聞

1963年8月15日
神奈川県横須賀市出身
188cm 127kg
血液型:B型

タイトル歴
アジアタッグ
WEWタッグ
GHCタッグ
得意技
デッドエンド(滞空式ジャーマンスープレックス)
ヘッドバット
タモンズパワード(変形パワーボム。相手の股下に両手を入れて持ち上げてからパワーボムのように落とす)
タモンズシューター(変型STF)
肩固め
回転地獄五輪

父、大三郎はカヌーの東京オリンピック代表で、横須賀市で「ホンダカヌースクール」を経営。アマチュア・レスリングを小学校4年の頃から始める。中学3年時にジュニア世界選手権で銀メダルを獲得。高校では、史上初めて1年生で国体を制した。ロス(フリー100キロ級5位)、ソウル(フリー100キロ級2回戦敗退)、バルセロナ(フリー130キロ級2回戦敗退)と3大会連続でオリンピックに出場。全日本選手権8度優勝、83年のアジア選手権優勝と、輝かしい成績を残した。日大からアマレスの環境が整っている自衛隊に所属。後輩である杉浦貴の話によると、自衛隊時代は「兵隊ヤクザ」と呼ばれるほど異質な存在だったという。 93年5月、31歳で全日本プロレスに入門。10月8日、大分県立荷揚町体育館大会でのテッド・デビアス戦でデビュー。 95年12月9日、日本武道館大会でゲーリー・オブライトと対戦。11分19秒、ジャーマンスープレックスに敗れた。 96年3月2日、日本武道館大会でスタン・ハンセンと対戦。6分41秒、エルボードロップに敗れた。同年の「あすなろ杯」で優勝。デビュー当初はアマレス的な動きは控えて、長髪を振り乱しての頭突き主体の原人キャラで活躍。

1998

98年7月24日、日本武道館大会で森嶋猛と対戦。6分40秒、タモンズストレッチで勝利。10月、泉田と組み、アジアタッグ王座を獲得。

1999

99年10月25日、長岡市厚生会館大会で井上雅央と組んでジョニー・スミスモスマン組を相手にアジアタッグ王座決定戦。26分18秒、井上がアルゼンチンバックブリーカーでモスマンに勝利。アジアタッグ王座を獲得した。12月3日、日本武道館大会で泉田純と対戦。7分16秒、STFで勝利。

2000

00年のノアの旗揚げ戦には右肘の手術で参加できなかったが10月ツアーから復帰。ノアに入ってからはアマレス的な動きを展開。関節技「回転地獄五輪」を何種類も開発した。10月22日には丸藤と組んで井上、金丸組を破り、WEWタッグ王座を獲得した。同王座は29日に大矢リッキー・フジ組に勝利して初防衛した後、12月23日に冬木、黒田組に破れて防衛に失敗した。

2001

01年8月28日、後楽園ホール大会でGHC王座挑戦者決定トーナメントに参戦し、1回戦で森嶋猛と対戦。6分21秒、肩固めで勝利。9月1日、KBSホール大会での決勝で池田大輔と対戦。12分16秒、肩固めでレフリーストップ勝ち。9月5日、岩手県営体育館大会で秋山準のGHC王座に挑戦。17分58秒、フロントネックロックにレフリーストップ負け。9月8日、長岡市厚生会館大会でスーパースター・スティーブと対戦。7分26秒、首折り固めで勝利。10月6日、ディファ有明大会でのGHCタッグ王座決定トーナメントに井上雅央と組んで参戦し、1回戦でブル・シュミット、バイソン・スミス組と対戦。13分58秒、本田が肩固めでシュミットに勝利。10月17日、山形市総合スポーツセンター大会での準決勝でベイダー、スコーピオ組と対戦。5分27秒、スコーピオの旋回式ダイビング・ボディプレスに井上が敗れた。11月30日、北海道立総合体育センター大会で大森隆男と対戦。12分10秒、アックスボンバーに敗れた。12月7日、宮城県スポーツセンター大会でBJホイットマーと対戦。7分37秒、タモンズシューターで勝利。

2002

02年1月10日、博多スターレーン大会でヨネと対戦。9分30秒、肩固めで勝利。1月20日、後楽園ホール大会で井上雅央と組んで森嶋猛、力皇猛組とGHCタッグ王座挑戦者決定戦。16分9秒、森嶋のアックスボンバーに井上が敗れた。3月25日、岡山武道館大会で三沢光晴と対戦。5分36秒、ランニング・エルボーに敗れた。5月16日、青森県総合運動公園体育館大会で杉浦貴と対戦。9分51秒、首決め膝十字固めからのエビ固めでフォール勝ち。5月26日、札幌メディアパークスピカ大会で橋誠と対戦。12分2秒、回転首決め膝十字固めで勝利。6月12日、後楽園ホール大会で池田大輔と対戦。10分時間切れ引き分け。9月2日、伊勢崎市民体育館大会で川畑輝鎮と対戦。11分23秒、タモンズシューターで勝利。11月17日、ディファ有明大会で杉浦貴と対戦。11分36秒、回転地獄五輪パート4(裏肩固め)で勝利。11月22日、千葉公園体育館大会で秋山準と対戦。4分5秒、回転地獄五輪パート1で勝利。

2003

03年1月10日、日本武道館大会で森嶋猛と対戦。6分54秒、裏肩固めで勝利。1月24日、高知県民体育館大会で井上雅央と組んで秋山、齋藤彰俊組のGHCタッグ王座に挑戦。25分24秒、齋藤のスイクルデスに井上が敗れた。1月26日、神戸ワールド記念ホール大会で井上雅央と対戦。2分、肩固めでレフリーストップ勝ち。2月22日、和歌山県立体育館大会でKENTAと対戦。4分37秒、肩固めで勝利。2月26日、水海道市民体育館大会で川畑輝鎮と対戦。8分59秒、デッドエンドで勝利。3月16日、ディファ有明大会で佐野巧真と対戦。11分44秒、裏肩固めでレフリーストップ勝ち。3月21日、後楽園ホール大会でスコーピオと対戦。11分5秒、肩固めからの体固めでフォール勝ち。3月22日、小田原アリーナ・サブアリーナ大会でヴィニー・バレンチノと対戦。6分5秒、回転地獄五輪パート0で勝利。3月23日、水戸市民体育館大会でドノバン・モーガンと対戦。6分45秒、回転地獄五輪パート5で勝利。3月30日、博多スターレーン大会で斎藤彰俊とGHCヘビー級王座挑戦者決定戦。13分32秒、回転地獄五輪パート5でレフリーストップ勝ち。4月2日、大分県立荷揚町体育館大会で橋誠と対戦。8分51秒、回転地獄五輪パート0で勝利。4月3日、広島東区スポーツセンター大会で川畑輝鎮と対戦。5分44秒、肩固めで勝利。4月5日、石川県産業展示館3号館大会でブル・シュミットと対戦。4分37秒、裏肩固めで勝利。4月13日、有明コロシアム大会のメインで小橋建太のGHCヘビー級王座に挑戦。26分55秒、ラリアットに敗れた。5月22日、室蘭市体育館大会でトミー・ドレイクと対戦。5分3秒、肩固めで勝利。6月6日、日本武道館大会で小橋建太と組んで秋山準、斎藤彰俊組のGHCタッグ王座に挑戦。26分54秒、本田が回転地獄五輪スペシャルで秋山に勝利。GHCタッグ王座を獲得した。7月16日、大阪府立体育会館大会で高山善廣、真壁伸也組を相手にタッグ王座の防衛戦。27分13秒、小橋がラリアットで真壁に勝利。10月5日、ディファ有明大会で川畑輝鎮と対戦。9分40秒、肩固めで勝利。10月24日、広島県立総合体育館小体育館大会で田上明、池田大輔組を相手にタッグ王座の防衛戦。31分29秒、本田が回転地獄五輪パート7で池田に勝利。11月22日、新潟市体育館大会で池田大輔と対戦。26分20秒、両者リングアウト。11月30日、北海道立総合体育センター大会で永田裕志、棚橋弘至組を相手にタッグ王座の防衛戦。33分29秒、永田のバックドロップホールドに本田が敗れて王座転落。

2004

04年2月23日、大阪市中央体育館大会でダグ・ウイリアムスと対戦。10分38秒、横入り式回転エビ固めをエビ固めに押しつぶされてフォール負け。4月10日、石川県産業展示館3号館大会で池田大輔と対戦。18分36秒、両者リングアウト。延長戦が行われ、5分時間切れ引き分けに終わった。4月17日、鹿児島市民体育館大会でヨネと対戦。12分1秒、回転地獄五輪パート0でレフリーストップ勝ち。6月11日、後楽園ホール大会で丸藤正道と対戦。8分33秒、回転地獄五輪パート11でフォール勝ち。6月26日、京都・KBSホール大会で川畑輝鎮と対戦。9分26秒、回転地獄五輪パート0で勝利。6月29日、岩手県営体育館大会で池田大輔のWLW世界ヘビー級王座に挑戦。11分30秒、後頭部へのハイキックに敗れた。6月30日、塩釜市体育館サブアリーナ大会で杉浦貴と対戦。7分50秒、回転地獄五輪パート0で勝利。8月1日、愛知県体育館大会で小川良成と対戦。4分15秒、首固めにフォール負け。9月4日、博多スターレーン大会でIZUと対戦。10分52秒、回転地獄五輪パート0からの片エビ固めでフォール勝ち。9月23日、ディファ有明大会で百田光雄と対戦。4分57秒、肩固めからの片エビ固めでフォール勝ち。10月14日、兵庫県立武道館大会でドノバン・モーガンと対戦。6分15秒、首固めにフォール負け。

2005

05年1月18日、広島県立総合体育館小体育館大会でドノバン・モーガンと対戦。6分10秒、回転地獄五輪パート2で勝利。4月2日、ディファ有明大会で潮崎豪と対戦。10分1秒、デッドエンドで勝利。5月14日、本川越ペペホール・アトラス大会で潮崎豪と対戦。9分29秒、腕ひしぎ逆十字固めで勝利。9月18日、日本武道館大会でこの日が復帰戦となった志賀賢太郎と対戦。11分47秒、志賀絞めからの体固めでフォール勝ち。10月14日、千葉公園体育館大会で泉田純と対戦。11分16秒、回転地獄五輪パート2で勝利。10月28日、大阪府立体育会館大会でSUWAと対戦。5分33秒、回転地獄五輪パート0からの片エビ固めでフォール勝ち。

2006

06年6月4日、札幌メディアパーク・スピカ大会で小橋建太と組んでヨネ、森嶋猛組のGHCタッグ王座に挑戦。33分31秒、本田が抱えこみ式デッドエンドでヨネに勝利。GHCタッグ王座を獲得した。小橋の腎臓腫瘍による長期欠場に伴い王座返還。8月29日、鹿嶋市立高松緑地体育館大会で川畑輝鎮と対戦。9分35秒、横入り式エビ固めでフォール勝ち。11月20日、新潟市体育館大会で潮崎豪と組んでGHCタッグ王座決定トーナメントに参戦し、1回戦で大谷晋二郎、村上和成組と対戦。28分18秒、大谷のドラゴンスープレックスに潮崎が敗れた。

2007

07年8月12日から、ノアで初のヘビー級リーグ戦となったGHCヘビー級選手権次期挑戦者決定リーグ戦に参戦。8月23日、福井市体育館大会で潮崎豪と対戦。16分47秒、デッドエンドで勝利。8月25日、ディファ有明大会で杉浦貴と対戦。7分20秒、スタンディング首折り固めでレフリーストップ勝ち。8月29日、島根・くにびきメッセ大会で秋山準と対戦。15分25秒、ランニング・ニーパッドに敗れた。9月4日、神栖市民体育館大会で森嶋猛と対戦。13分53秒、空中胴絞め落としに敗れた。リーグ戦は2勝2敗に終わった。

2009

09年から専属契約を解除されて年間報酬保障フリー契約選手になり、ノアでの出場が減る。4月29日、K−DOJOの千葉Blue Field大会で滝澤大志と対戦。9分7秒、デッドエンドで勝利。8月29日、ディファ有明大会で佐々木健介と対戦。13分57秒、ノーザンライト・ボムに敗れた。10月11日、フーテン・プロモーションのラゾーナ川崎プラザソル大会のメインで小野武志と対戦。10分17秒、変形肩固めでレフリーストップ勝ち。10月31日、JCBホール大会で杉浦と対戦。9分29秒、フロントネックロックにレフリーストップ負け。11月19日、後楽園ホール大会で青木篤志と対戦。6分1秒、回転地獄五輪スペシャルで勝利。12月13日、フーテンプロのラゾーナ川崎大会でバラモンシュウバラモンケイと組んでバラモンタモンとして登場し、スルガマナブ、大場、長井組と対戦。20分5秒、大場の逆方エビ固めにケイが敗れた。12月31日でノアとの年間報酬保障契約を解除されてフリーに転向。

2010

10年1月31日、新日本プロレスのディファ有明大会で志賀と組んで真壁本間組と対戦。9分14秒、真壁のダイビング・ニードロップに志賀がフォール負け。2月20日、フーテンプロのラゾーナ川崎大会のメインででバラモン兄弟と組んでスルガ、大場、組とイリミネーションマッチで対戦。大場と1対1の展開となり、32分20秒、回転地獄五輪パート4改で勝利した。4月、「本田多聞レスリングスクール」を設立し、後進を育成。4月24日、フーテンプロのラゾーナ川崎大会で大場貴弘と対戦し、9分33秒、回転地獄五輪パート3で勝利。9月25日、IGFのJCBホール大会でケンドー・カシンと組んでボブ・サップラシュリー組と対戦。試合終盤にカシンがサップの背後からイス攻撃した後、すぐにイスをラシュリーにパス。振りかえったサップが裏切られたと勘違いしてラシュリーに襲いかかったが、ラシュリーがスピアーで反撃。7分43秒、カシンがダウンしているサップにフォール勝ち。9月26日、フーテンプロのラゾーナ川崎大会で大久保一樹と対戦し、7分52秒、フロントネックロックでTKO勝ち。10月24日、フーテンプロのラゾーナ川崎大会でバラモンシュウと対戦し、9分24秒、回転地獄五輪パート0で勝利。11月、全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦に菊地毅と組んで参戦。アジアタッグ王者の真田征矢組に勝利したが、1勝7敗でリーグ戦敗退。

2011

11年1月3日、全日本プロレスの後楽園ホール大会で菊地と組んで真田、征矢組のアジアタッグ王座に挑戦。12分32秒、征矢の垂直落下式デスバレーボムに菊地が敗れた。5月13日、新日本プロレスの新宿FACE大会で秋山と組んで永田天山組と対戦。17分11秒、永田のバックドロップホールドに本田が敗れた。7月21日、リアルジャパンプロレスの後楽園ホール大会のメインで菊地、泉田と組んで初代タイガーマスク長州藤波組と対戦。11分57秒、長州のリキラリアットに泉田が敗れた。10月2日、レジェンドプロレスの浜中町総合体育館大会でヒロ斎藤と対戦。8分34秒、両者リングアウトの引き分け。

2012

12年4月11日から始まったノアのグローバル・タッグリーグ戦に潮崎豪と組んで出場。リーグ戦を3勝4敗で終えた。8月14日、ノアのラゾーナ川崎大会でマイバッハ谷口と対戦。9分2秒、横入り式回転エビ固めにフォール負け。

2013

13年5月11日、日本武道館での小橋建太引退記念大会で志賀と組んで鈴木鼓太郎、青木組と対戦。11分29秒、鼓太郎のエンドレスワルツに志賀がフォール負け。

2014

14年6月8日、後楽園ホールでの小橋建太プロデュース興行で間下隼人と対戦。3分49秒、回転地獄五輪ゼロで勝利。

2018

18年6月5日、全日本プロレスのディファ有明大会で「ディファ有明・全日本プロレス最終興行記念試合スペシャルタッグマッチ」として井上雅央と組んで秋山、大森組と対戦。17分54秒、秋山のエクスプロイダーに井上が敗れた。7月8日、新木場1stRINGでの川田利明プロデュース興行「Holy War」で井上雅央と組んで葛西、平田組と対戦。15分1秒、 本田がデッドエンドで平田に勝利。9月1日、両国国技館で行われた丸藤のデビュー20周年記念大会で佐野巧真越中詩郎と組んで井上雅央、齋藤彰俊、川畑輝鎮組と対戦。5分34秒、越中がダイビング・ヒップアタックで井上に勝利。

2019

19年2月8日、横浜ラジアントホールでの川田利明プロデュース興行「Holy War」でデビュー25周年記念試合。井上雅央と組んで潮崎、芦野組と対戦。18分19秒、潮崎のラリアットに井上が敗れた。