レスラーノート

北村克哉

1985年12月14日
東京都杉並区出身
182cm 115kg


東京工業高校ではアマレスのフリースタイルで活躍。 03年、全国高校選抜選手権85キロ級3位。同年、国体少年の部フリースタイル97キロ級優勝。専修大学へ進学。 04年、JOC杯ジュニア選手権96キロ級3位。 05年、全日本学生選手権120キロ級優勝。全日本大学選手権120キロ級3位。全日本選手権120キロ級3位。 06年、全日本選抜選手権120キロ級優勝。同年の世界選手権に出場し、初戦敗退。その後、グレコローマンに転向。 07年8月、全日本学生選手権96キロ級優勝。10月、全日本大学グレコローマン選手権120キロ級優勝。大学卒業後、K1の運営会社のFEGに入社。 08年、全日本選手権96キロ級優勝。 09年5月、アジア選手権に出場し、2回戦敗退で10選手中8位。9月、世界選手権に出場し、2回戦敗退で34選手中27位。12月、全日本選手権96キロ級優勝。 10年5月、全日本選抜選手権96キロ級優勝。その後、FEGからドン・キホーテに移籍。9月、世界選手権に出場し、2回戦敗退で34選手中20位。12月、全日本選手権96キロ級で優勝し、3連覇を達成。 11年4月、全日本選抜選手権96キロ級で優勝。しかし、当日のドーピング検査で陽性。6月、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から同大会での順位剥奪と2年間の出場停止処分を受けた。その後、ドン・キホーテを退社し、「トータル・ワークアウト」ジムのトレーナーに転職。 15年7月18日、両国国技館での総合格闘技イベント「巌流島」に出場。モンゴル相撲のボロドバートルと対戦。1R2分16秒、3度の転落で一本勝ち。

2016

16年1月、新日本プロレスに入団。2月25日、新宿FACEで行われた若手主体イベント「ライオンズゲート」で岡倫之を相手にアマレスルールで3分間のエキシビションマッチ。鋭いタックルやバックの取りあい、力強いスープレックスなど、実戦さながらの攻防を展開した。9月1日、新宿FACEでの「ライオンズゲート」で岡を相手に5分間のエキシビションマッチ。

2017

17年3月13日、福井県産業会館・1号館展示場大会でデビュー戦。岡と組んでタマ・トンガタンガ・ロア組と対戦。7分36秒、合体技のナイトフォールをくらってタンガに北村がフォール負け。4月25日、大阪市中央体育館・サブアリーナ大会で岡と対戦。10分時間切れ引き分け。4月26日、加古川市立総合体育館大会で岡と対戦。10分時間切れ引き分け。6月15日、新宿FACEでの「ライオンズゲート」で中西学と対戦。6分54秒、アルゼンチンバックブリーカーに敗れた。8月5日、大阪府立体育会館大会でチェーズ・オーエンズと対戦。4分57秒、パッケージドライバーに敗れた。10月12日から始まったヤングライオン杯に参戦。開幕戦となった新宿FACEでの若手主体興行「ライオンズゲート」で八木哲大と対戦。8分32秒、ジャックハマーで勝利。11月5日、大阪府立体育会館大会でデビッド・フィンレーと対戦。5分32秒、プリマノクタに敗れた。11月16日、新宿FACEでの「ライオンズゲート」で海野翔太と対戦。10分4秒、ジャックハマーで勝利。11月18日から始まった「WORLD TAG LEAGUE」にデビッド・フィンレーと組んで参戦。7戦全敗でリーグ戦を終えた。12月17日、後楽園ホール大会で成田蓮と対戦。5分35秒、ジャックハマーで勝利。12月18日、後楽園ホール大会で川人拓来と対戦。4分12秒、ジャックハマーで勝利。12月21日、新宿FACEでの「ライオンズゲート」で岡と対戦。11分20秒、ジャックハマーで勝利。5戦全勝でヤングライオン杯に優勝した。

2018

18年1月5日、後楽園ホール大会で「7番勝負」の第1戦としてジェイ・ホワイトと対戦。7分31秒、ブレードランナーに敗れた。1月27日、北海道立総合体育センター大会での第2戦でマイケル・エルガンと対戦。8分4秒、エルガンボムに敗れた。1月28日、北海道立総合体育センター大会での第3戦でジュース・ロビンソンと対戦。9分16秒、パルプフリクションに敗れた。2月5日、後楽園ホール大会での第4戦で天山広吉と対戦。9分42秒、アナコンダマックスに敗れた。2月6日、後楽園ホール大会での第5戦で中西学と対戦。7分18秒、アルゼンチンバックブリーカーに敗れた。2月10日、大阪府立体育会館大会での第6戦で永田裕志と対戦。10分58秒、バックドロップホールドに敗れた。3月4日、つくばカピオ アリーナ大会で中西学と組んで矢野通石井智宏組と対戦。8分34秒、石井の垂直落下式ブレーンバスターに北村が敗れた。この試合で脳震盪を起こして長期欠場。

2019〜

19年1月31日、新日本プロレスを退団。21年11月20日、RIZINの沖縄アリーナ大会でボビー・オロゴンとRIZIN・MMA特別ルールで対戦(3分3R)。2R2分34秒、リアネイキッドチョークに敗れた。



スクラップブック
(日本経済新聞 Web版より)
レスリングでドーピング 25歳の北村、五輪絶望的
2011/6/13 18:29
 日本レスリング協会は13日、男子グレコローマンスタイル96キロ級で昨年の世界選手権と広州アジア大会代表の北村克哉(25)=ドン・キホーテ=がドーピング違反のため、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から2年間の資格停止処分を受けたと発表した。北村は処分に従う意向のため、来年のロンドン五輪出場が絶望的となった。
 日本協会によると、国内の選手からのドーピング発覚の事例は初めて。
 北村は優勝した4月29日の全日本選抜選手権の検査で筋肉増強作用のあるドロスタノロンに陽性反応を示し、5月10日の2度目の検査も同じ禁止薬物が検出された。日本協会によると、北村はJADAの聴聞で「意図的な摂取ではない」と話し、海外から購入したサプリメントを多数服用していたと説明した。
 日本協会は25日の理事会で5月17日から2年間の資格停止とすることや、全日本選抜の成績を失効とする処分を正式に決める。
 北村は全日本選抜優勝などで世界選手権(9月・トルコ)代表選考基準を満たしたが、日本協会は故障を理由に代表決定を保留していた。〔共同〕