瞑想2008 ダークロHP
2008.11(2)

部屋への日光の入り具合がキレイで

7時に起床。晴れていて、昨日より少し暖かく、部屋への日光の入り具合がキレイで、落ち着く。世界的な不況は、人々を家に閉じこめる。消費活動の本能的な欲求は、パソコンのモニターの中で解消される。室内で狩りを。大猟。不況は仮想的なネットワークを加速させる。生活習慣が変わる。概念が揺らぐ。仮想的な自給自足。仮想的な心の平和。仮想的な満足。

11時に起きる。鼻水が止まらない。洗濯をして、セブンイレブンでカップラーメンを買う。エビスビール500mlを飲みながらダラダラ過ごす。ずっと家にいる。20時に意識を失う。

8時23分の湘南新宿ラインが8時26分に着く。車内では鼻水をすする音。鼻水をすする音。効きすぎた暖房とお客様の吐く息で真っ白になった窓ガラスと車内。一つにまとめると加齢という苗字の人間が一人できてしまいそうな豪華な加齢臭、加齢臭、加齢臭。


浮いているのか、沈んでいるのか。どこかの場所で一人。得た物、失った物。再構築する気力もなく、残骸のまま、とりあえず放置。失わず、得ることもなく、時間が止まる。物語の外へ。いやおうなしに。外へ。自分を意識しないで、見る。見ることに没頭すれば、さらに自分が消えていく。いろいろ考えなくてもいい。それは楽だ。意味もなく、理由もない。少なくとも、自分で自分をそっとしておいてあげたい。

底なし沼に、どこまでも沈み、体も沈み、気分も沈む。いずれはだれもがそうなるならば、まだまだ心も、今あるならば。うらみ、つらみは、あくまで、言わぬ。邪悪な笑みを君に浮かべて、今こそ、さらば。いざ、さらば。静かに軽く、その場を去ろう。

そもそも、どこにいたのか。

とにかく歩くことだ。シャープペンシルなみに細い芯かもしれないが、背骨を入れて一歩ふみだせば、もう少し世の中を、簡単に歩いていけるのではなかろうか。しなやかに、そして軽やかに。そのうち強くもなるだろう。シャープペンシルの芯を入れて歩けば、一歩一歩が文字になり、絵になり、なんらかの意味を持つようになるのではなかろうか。

爆笑問題の番組を見る。今回は航空力学の先生との話。下に空気を押すから上に上がるという力学で空を飛ぶ我々。トンボは空気を粘っこく感じているらしい。すごい発想だ。ちょうちょは花をいったりきたりするだけでそんなに遠くに飛ばないので大きな羽だが、トンボは遠くの池にまで行ったりするから細長い羽をしているらしい。ヒラヒラと紙飛行機のように飛ぶインドネシアの植物の種も面白かった。空を飛ぶ鳥は15キロまでが上限らしい。人間も鳥も、カルシウムで骨ができているから、それが限度らしい。だから人間は空を飛べないらしい。悲しい事実だ。

極秘書類をキティちゃんのクリアファイルに入れている私の上司(36歳男性)が「こんなのに入れておいていいのかな」と聞いてきました。「たしかに、キティちゃんって口がないですから、機密書類を入れるのに適任ですね」と真顔で答えました。自分でもいい返答だと思うので記念に書き残しておきます。


朝、寝ぼけていたので(いつも寝ぼけているという説もある)歯磨き粉のチューブと洗顔用石鹸のチューブを間違えた。洗顔用石鹸は、よく泡立つが、苦くてすっぱい。曇り空。ぽつぽつと雨も降っている。少しの湿り気。真っ白な空。小室てつやの記事をネットで見渡すと、いろいろな種類の記事があった。クリエイトする記事、二次利用する記事、傍観者の記事、取材に基づく記事、混乱する記事。どうしても、主観が入ってくる。やっかいな主観。それぞれの立場で書かれた記事を、それぞれの読者が読む。事実は、一つ。味気ないものだろう。世界中が様々なパースで組み込まれている。満足するのも悲しくなるのも、パースをずらすだけでいい。すてきな角度で世界をカスタマイズ。カスタマイズしすぎて、ほかの人間が入れない。知らない間になにかが起きている。不平不満が渦を巻き、社会変革の欲望が生まれ、革命が起きる。そしてリアルは死に絶えた。世界の見方を変えた人々。神は死に、構造主義がコードを捕らえる。数量化でき、プログラミング可能な社会の仕組みを書き連ねる。ある種の開放。開拓。スピードが加速していくほど、欲望が満たされる。


あのアップルミントが枯れた。植木鉢の中をのたうちまわるような、ものすごい生命力が強烈だった。アメーバの一種でなにもしなくても育つとばかり思った。まさか枯れるとは思わなかった。今や茶色の枯れた茎がいくつも立ち並ぶばかり。根腐れだろうか。全部根腐れですまそうとしていないか。私自身も根腐れしているのだろうか。それともしてないのか。わからない。なにもわからない。

19時過ぎに会社を出て、KHGと大崎で待ち合わせ。KHGは新しい職場になって2週間。名刺をもらう。名刺には業務課庶務係と書かれてある。いつものように、ため息とため息で会話。お互い、言葉のほうが少ない。店の照明が暗い。カップルで来ている人。1人で黙々と食べている人。私たちは暗闇にどんどん沈んでいく。KHGは長年の待機生活のせいか、職場環境に慣れるのがゆっくりしているようだ。職場は緊張するらしい。「オフィスだからいけないんですよ」と言っていたが、ほとんどの会社はオフィスにあるのだから、そこは適応してほしいな。料理は辛い。友達に聞いた話だと、辛さというのは味ではなくて「痛み」なんだそうだ。ベトナム料理の店。鍋を食べる。2人で1万円。高い。もうここには2度と行かない。22時に別れる。

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