瞑想2008 ダークロHP
2008.04(2)

雲の流れがとても早いダイナミズム。

雲の流れがとても早いダイナミズム。動け世界。歩きながら今後の社会を妄想。流通が加速していく。購買欲をそそらさ れた消費者に、付加価値をつけられた商品が立ち並ぶ。歩道は地下から屋上まで階層化して、社会そのものも階層化 していく。収入を得るチャンスも多くなるが支出も膨大になる。一歩一歩歩くたびに「歩数税」とかかかるようになるかもし れない。人間もまた商品になる。商品が出勤し、商品が笑い、涙する。商品が人間になる。

我々が静かに大事に、そのままであり続けるためには、現状に対する高度な認識が必要だ。相互理解と外的要素の理解。完全に澄みきっていなければ正しい選択はできない。
spp01〜07は
携帯で撮影。

満員電車の片隅の金具の部分に美を感じる。そもそも「美」とはなんだろう。私のことかな。深手を負いながら優雅。にこやかに煎茶をすする。頭上に広がるは風雅。桜、静かに舞い降りる。眼前に広がるは無我。明らかになにもない。

ポアロ物としては地味な「白昼の悪魔」だが、興味深い点がある。登場人物たちの思っている人間関係と、事実上の人間関係が違っている点だ。読者としては登場人物たちの会話を元に、登場人物の置かれた人間関係を把握する以外にはない。「彼らがこう言っているから、実際にこうなんだろう」と納得しながら読み進めるしかない。しかし、この小説では、その裏を突いている。彼ら全員が殺された人間のことを間違った認識で捉えている。そうなると、読者としても、その間違った認識で読み進めるしかない。そうなると、結末になって驚くことになる。「恐るべきイリュージョンの分かりやすい作り方」がこの小説に入っている。最後の方でポアロが言う。「そのときわたしは、なんだかこんな情景を小説で読んだような気がした。つまり、リアルじゃないんですよ。もちろんリアルであるはずがなかった」作られた小説という形式なのだから、読者にとってはすべてがアンリアルだ。立ち位置からして違うのだから、「与えられた情報を鵜呑みにしている」読者には、犯人が分かるはずがない。さらに、事実を確認する立場で行われる警察の捜査が、さらに読者を誤解へ導く。繊細でいて批判的。単なる小説以外の魅力がある。そして、ページから目を上げて、ふとわれに返る。これは、現実でも同じことが言えるのではないか。間違った情報を手にしても、事件の解決にはならない。情報はいくらでも手に入れることができるが、それらが全て、正しい認識から導き出された結論ではないことが多い。我々にとっても、現実の整理整頓が重要なのだ。


昨日の夜、夢の中に松井さんが出てきた。砂浜を歩いていたら、なにに抗議しているのか定かではないが、100人くらいがデモをしていて、私を呼ぶ声がする。「あれ、どうしたんですか松井さん」「メスカブト!いやー、出てこようかどうしようか迷ったんですけどね、このまえmixiでメールくれたじゃないですか」「ああ、あれから会ってないですねー。なんかメールの返信が来ただけで会った気になっていましたよ。生活力がないんで、最近は家事するだけで精一杯なんですよ」「ええ。とりあえず夢に出てきてみたんですけどね、ちょうど砂浜を歩いているとデモをやっていたんで、ムラムラっときてついつい参加していたんですよ、ほら、あなたもこのロープの中に入っていっしょにデモしましょう。楽しいですよ」「あ、ほんとだ。ロープがはられているね」「そうなんですよ。こんなに空間が広がってるのに、これ、なんのためにあるんですかね?たぶん私たちと彼らを隔てる境界線を表現してるんじゃないですかねー。それよりもあなた、こんなところでなにしてるんですか」「いや、潮干狩り、ほら」 とプラスチックの熊手とバケツを見せる。「ここ、埋め立て地ですよ。こんなところで採れるわけないじゃないですか」「誰もいない場所で、みんなで集まってデモしてるって、シュールですね。松井さんらしいですね」「まあ、入って入って。じゃ、行きますよ」メガホンを持った松井さんは、群集に向かって叫ぶ。「資本家に死を!」「腐ったやつらにコッペパン」「ラズベリーをなめたい」「チュッパチャップス、チュッパチャップス」こっから、いつものディージェイと観客のレスポンス。その後。変な振付でダンス。

燃えあがるように起きあがる。風もなく、穏やか。上天気な春。小さな虫がたくさん飛んでいる。モワっとした感じ。湯気が立ちのぼる感じ。田舎だと違う感覚になるのだろうが、東京の下町だと不潔な空気になって、あんまりいい気分ではない。全体の流れを見定めて、方向を定めてゆっくり進んでいくと、どこにつまらないエゴがあるか浮かび上がる。チームプレーと単独プレー。協調性と自尊心。悟りを開くとビジネスにならないがクールな視点も重要。自分をしっかりプロデュース。なにごとも勉強だ。疲れ気味。兼山君からマカの錠剤を1粒もらったので飲む。じんたんは、1粒のんだ直後に「元気になった!」と言っていた。てんどーさんも疲れ気味のようで、リポビタンDを買ってきて机まで持っていってあげた。社食でラーメンを食べた後、同僚と、会社の近くのイオンにあるミスタードーナツで100円のチョコドーナツを食べる。昨日からチョコをリニューアルしたそうで、たしかにおいしくなっていた。隣のマクドナルドで100円コーヒーを飲む。これも、ロースト感を味わえておいしい。

オリンピックの聖火リレーがロンドンとパリで妨害を受けた。他民族を弾圧する国で、オリンピック。たしかに、こんなに納得できないものはない。ワールドカップなら、模擬戦争のような感じだから、まだ納得できる。オリンピックはもうちょっと理想が高いと思っていただけに残念。市民の最小限の抵抗として、五輪の視聴をボイコットすることにした。彼らのすぐ後ろで、同じルートを、同じようにチベット僧がリレーをするのはどうだろうか。走り終わった聖火リレーの選手を次々に燃やしていき、最後に競技場に火をつけ、天安門にも火をつける。そこまでやらなくても、走っているだけでアピールにな るかもしれない。
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